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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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お子さま行進曲 マルコ編その1

 


休暇中だった。
大きな街のある島について、船の見張り役にも当たらなかった。
幾らかの小銭だけポケットに入れ、琴里は意気揚々と上陸した。
船の上も好きだけど、地面も好きだ。
仲間とは違う街の人が沢山いるのも好き。
賑やかな街並みも好き。
琴里は散策が好きだった。
この日も初めて上陸する街だったので、いつものように一人でふらふらと街をさまよっていた。

街を一通り歩いて、店を覘く。
部屋はいつも散らかっていて怒られるからあまり物を買わないようにしているけれど、それでも面白そうなものがあったら買ってしまう。
この日も様々な物が琴里に買ってと訴えたが、手持ちの無さと後にマルコに怒られることを考えてなんとか我慢した。
辺りを見回すと丁度昼時らしく、露店から客引きの声が上がっている。
良い匂いが立ちこめ、琴里もつられて肉とチーズのたっぷり挟まったサンドイッチを買って頬張る。
平和で平凡で平穏な町だった。

一日をかけてゆっくり歩いて街どころか島を見て回っていたら、いつの間にか夜になっていた。
数日停泊すると言っていたので、夜は船に戻っても街に泊まってもかまわない。
無駄遣いの多い琴里だが、与えられている稼ぎが多いため余裕がある。
けれども船の自室があるので外泊はあまりしない。
どこか他人行儀なホテルの部屋はどれだけ豪華だろうと落ち着かなかった。
帰ろう、と港を目指そうとした時だった。

遠くだった。

暗がりだった。

でもあれは。

 


*

 

「ただいま」

「いや、ここ俺の部屋だし」

 

エースのツッコミを無視し、琴里はエースのベットに直立のまま倒れ込んだ。
どこかぼんやりしている琴里をいぶかしげに思ったのか、おそるおそるうつ伏せで倒れているのか寝ているのか判断しかねる琴里に近寄る。

 

「どうした、腹でも減ったのか」

「んー、むしろ胸がいっぱい」

「胸ェ?お前なんもねぇじゃん」

「………エースはばかだから…」

「ばかだからわかんねぇって!?」

 

琴里はそれ以上エースと言い合うことをせず、枕に顔を埋めた。

 

「エース、今日、ここで寝ていい?」

「なんかあったか?」

「わかんない」

 

枕から顔をあげないので、琴里の声はくぐもっていた。
エースは琴里が寝そべっている横に腰をおろし、動かない彼女を見た。
見たところ怪我はない。
空腹ではないと言っていたので、それは信じることにしよう。
琴里は嘘をつかないはずだ。どこまでも素直な彼女だから。
なら、病気か。
首筋に手を当ててみたが、己の能力の所為で体温はわからない。
脈を測ると特に早いわけでもない。

 

「腹でもイテェのか?」

「ううん、どこも痛くないよ」

 

眠いだけ、なのだろうか。
それにしては元気がないように感じる。
いつも元気いっぱいな琴里なだけに、どこか心配だ。
明日になると、どうせけろっとしているのだろうけど。
喧嘩の相棒がいないと、エースの調子も出ない。
こんな時どうしたらいいのかわからないが、記憶の糸を手繰り寄せかつて弟にしていたように頭を撫でた。

 

「ベットは貸してやる。貸しイチな」

「うん」

「早く元気出せよ」

「………うん」

 

琴里が返事をしたのを聞いて、エースは部屋を出た。

 

 

 


マルコ編すたぁと
2010/09/25


今までのオバニズム形式じゃなくて、こっから長編になります。
長編といっても短い、はず。10話もいかない、はず。
ごめん、正直先の展開考えてない^q^
 

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お子さま行進曲 番外編

 

 

 


「ねぇ、それなに?らくがき?」

 

休憩に入ったのだろう、琴里は甲板で昼寝をしていたマルコのもとにやってきて、横になっているマルコの上にのっかった。
これが絶世の美女だったらなぁなんてことを思いながら、マルコは起きあがる。
腹の上だった琴里を膝の上に移動させてやり、どう説明するかな、と考えた。
琴里が指差したのは、マルコの胸にある白ひげ海賊団の刺青だった。
刺青は白ひげに忠誠を立て、白ひげ海賊団としての誇りとなる。
なので見える位置に入れている者がほとんどで、琴里も気になったのだろう。

 

「これは刺青だよい。あー、消えねぇ絵だ」

「おふろでも?」

「風呂でも」

「せっけんでも?」

「そーだ。絶対消えねぇ」

 

琴里は試しにごしごしとマルコの胸をこすってみる。
消えなかった。

 

「ほんとだ、きえない!」

「これはな、親父のシンボルだ」

「しんぼる?」

「親父の息子だっつー証明みたいなもんか?まぁお前の場合娘だけどな」

「琴里もする!いれずみ!!」

 

まぁ一応とはいえ琴里も白ひげ海賊団の一員なのだから、入れてもいいのではないだろうか。
世間一般では娘のやわ肌に刺青なんかとんでもない話なのだろうが、本人も入れたいといっているし、白ひげ海賊団だから入れていいとマルコは思う。
しかし、これからまだまだ成長するであろう子供に彫るのはどうなのか。
見苦しいことにならないだろうか。

 

「あー、もちっとでかくなってからな」

「えー!琴里も白ひげだもん、いれたいっ!」

「いま入れても、でっかくなったら伸びて変な形になるぞ」

「………マルコたまには頭いいなっ!?」

 

とりあえず、一発殴っといた。

 

 

 

 

2010/09/19

 

 

 

 


「エースの腕のそれは刺青?」

「おう。かっけーだろ!」

「ばってんは?」

「………………………・」

「あ、間違えたんだ?自分の名前なのに?エースばっかじゃん。ばーかばーか」

「うるせー!!!!」

「知ってる?刺青って消せないんだよ!エースかっこわる!」

「そんなに俺に泣かされたいか。そうか、そうなんだな!?」

 

テーブルをはさんでエースがいきり立った時、ふと琴里が笑うのを止めてエースを見た。

 

「ねぇ、痛かった?」

「あん?」

「刺青入れる時、痛かった?」

「そりゃな。いてぇよ。でもまぁこの俺様だからいてぇなんて一言も言わなかったけどな!」

 

自慢げに語るエースを見て、エースが大丈夫ならあたしも大丈夫だ、と琴里は笑った。

 

「エース、あたし、白ひげの刺青いれるよ!やっと!」

「そういやお前、古参なのに入れてなかったのな」

「子供だから、入れられなかったんだ。でもね、そろそろいけるかなって!」

「マルコさんに許可取ったのかよ。あの人うるさそうだけど」

「うひひ、内緒!おどろかせる!」

 

 

 

 

 

 

2010/09/20

 

 

 

 

 

「おい、コトリ知らねぇかよい」

「あれ、マルコさん知らねぇんスか?」

 

エースが以外といわんばかりに驚いた顔をしてマルコを見た。
マルコはマルコで、自分は知らなくてエースのほうが琴里のことを知っていて少しむっとする。

 

「じゃあアイツ勝手にやってんのか。うあー、どーなっても知らねー」

「変に隠すなよい」

「あー、いや、知らねっス。たぶん本人の口から聞いた方がいいと思うし…」

 

エースは琴里がどこで何をしているか知っているらしいが、言う気ではないらしい。
言葉尻からして、あまりよくない予感がする。
マルコはますます機嫌が悪くなるのを感じる。
そしてそれを感じ取ったエースは慌てて、去って行った。

 

*

 

「コトリ」

「あー、マルコー!えっへっへっへっへ」

 

琴里はものすごく上機嫌で、マルコを見かけ次第抱きついてきた。
それを抱き返してやると、笑顔だった琴里が一瞬顔をしかめた。
手を離して解放してやると、また笑顔に戻ったのだが。

 

「どうしたよい」

「いやぁー、えへ、でへへへへへへ」

「気持ちわりぃ」

「だぁってさぁー!」

 

琴里が再びマルコに抱きつこうとして、はっと気づいたようにそれをやめた。
普段過剰なまでにスキンシップをとってくる琴里には珍しく、そういえば先ほども抱きついてきた時おかしかったのを思い出す。

 

「どうしたよい」

「や、今はちょっと…」

「そういやお前、今まで何してた」

 

聞くと、よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに琴里の顔が輝いた。

 

「あのねぇ、あのねぇ!……もちょっとしてからのお楽しみ!」

「なんだよ、そりゃ。気になるだろ」

「んー、ちょっとねぇ、今はねぇ…。でもねでもね!明後日くらいにはマルコに見せる!一番最初だよっ!!」

 

それじゃ!と行ってしまった琴里と、残されたマルコ。
琴里を探していた理由は大したものではないのだが、こうそっけなくされると追いたくなるのが男の性である。

 

 

 

2010/09/19

 

 

 

 

その日から8日、琴里はいつも通りに振舞っていたが、スキンシップが一切なかった。
いつもなら誰かしらに飛びついたりマルコに抱きついたりべたべたひっついたりしているのが一切ない。
マルコはあまりハグやら何やらするほうではないが、毎日されていたのが急になくなっては不満も出てくる。
てゆーか欲求不満だ。
あと、琴里の露出が減った。
成長してもまな板だった色気も何もない胸元や腹を惜しげもなくさらしていたのが、今では長袖のシャツだ。
そりゃ過去もう少し露出を抑えろと言ったことはあるが、実際そうなるとものすごく足りないものがある。

 

「コトリ、お前最近どうしたよい」

「んー?別になんもー?」

 

マルコの部屋でだらけている琴里は実にいつもどおりなのだが、いつもだったらマルコの背に寄りかかってきたり茶々を入れたりしてくるかまってちゃんなのだ、琴里は。
鬱陶しくも長年続いていた行為だ、なくなったら寂しい。
ついに我慢できなくなったマルコは、イスに座っていた琴里に後ろから首腕を回し頭から抱き締める。
自分でもよく我慢したほうだと思う。

 

「うぉ!?マルコどうした!!」

「…………………………・…どうもしねぇよい」

「珍しい!」

 

すると、琴里はマルコの腕の中でくるりと半回転し、マルコに抱きついた。
マルコを思い切り抱きしめ、胸に顔を埋める。

 

「あー、久しぶりだぁ。マルコだぁー」

「お前最近近寄ってこなかったからな」

「うん、やっとね、痛みも引いて色も綺麗になったんだよ!」

 

嬉しそうに話す琴里だが、マルコにはなんのことかわからない。
胸を押すので抱きしめていた腕を緩めてやると、琴里は一気にシャツを脱いだ。
一瞬目を見張ったマルコだが、すぐに合点が行った。

 

「それ…」

「うん!白ひげ海賊団の刺青っ!やっと彫ったんだ!!」

 

琴里の胸元から腹にかけて、白ひげ海賊団のシンボルが彫ってあった。

 

「あのね、マルコとおそろいなんだよ!」

 

 

 


2010/09/19

 

 

 

 


「痛かっただろ」

「痛かった!」

「女なのに前に彫ってどうするよい」

「んー、考えてなかった!」

「つーか、脱ぐなよい」

「マルコだし、いっかなって!」

 

「あのねぇ、あのねぇ、約束どーり、マルコが見るの最初だよっ!」

 

あぁもう本当に。
本当の本当に、馬鹿だ。
馬鹿だ、琴里は。

 

「うあ、マルコ、くすぐったいよ」

 

再び琴里を抱きしめて、肩に顔を埋める。
懐かしい、この身体。
刺青を彫るのは痛い。
広範囲だとなおさらだし、マルコ自身も経験したから知っているが前面は痛い。
数日間おとなしかったのは、痛みを堪えてたからか。
琴里のことだから、考えなしに彫ったのかもしれない。
けれど、自分と同じ場所を選んでくれたのが嬉しい。

 

「俺以外に、見せるなよ」

 

 

 

 


え、無理。だっていつものかっこ(露出度高)するし。
2010/09/19
 

と、ゆーわけで主人公刺青を入れる、の段。
初期マルコじゃなくて、現マルコ風。
なので、前にどーんとあります。普通ならそんなとこ服に隠れて見えないのですが、この主人公はマルコをリスペクトしまくってるので、マルコみたく素肌に上着を羽織っただけの破廉恥な格好です。いちおうチューブトップだけは着てる感じ。

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お子さま行進曲 A編その3


今回からタイトル付きました。
前のもタイトル挿入。とか言っても新作はこれだけです。あしからず。



 


昼間、普段なら食堂で振舞われる酒や肉が今日は甲板で食されていた。
新入りエースを迎えるにあたっての宴である。
余興となった琴里vsエースの殴り合いで、三度エースが海へ落ちたところで用意が整った。
仲良く片頬ずつ腫らし、琴里が海に落ちたエースを抱えて戻ってきたところで宴が始まる。

 

「俺女子供はぜってぇ殴んねぇって決めてたのに…。つーかお前はサルだ、サルだから関係ない。ノーカンだ」

「エースのがガキ!」

「ちーび」

「ばーか」

 

呑めや騒げや歌えや、二人を囃し立てる者は多いが、宴が荒らされてはたまらないと二人の距離の間を取るものも多い。
ジョズが琴里を担ぎ、サッチがエースの肩を組む。

 

「おらコトリ、主役を俺らにも譲れ」

「エース、俺らとも遊ぼうぜ」

 

それから琴里は船員たちの間を流れ流れ、ある時はビスタの腕に乗っていたり、ブラメンコの腹に埋もれていたり、イゾウと酒を酌み交わしていたり、平の隊員とも楽しくどんちゃん騒ぎをしたり。
対するエースも稀代の新人だとサッチに茶化され揶揄され、琴里はみんなの可愛い娘だから手を出すなとかなり大勢の船員から釘を刺されたり、白ひげと無言の時間を楽しんでみたり。
再び琴里とエースが顔を合わせた時は、すでにかなりの時間が経過していた。

 

「あー、エースだぁ!ちょっとぶり!!どう?みんないい奴らでしょ!」

「お前…なんつーか愛されてんなぁ」

 

琴里はもう10年近くモビー・ディック号に乗っている。
古参の隊長や船員は琴里の成長をずっと見守ってきていたので、白ひげ海賊団はみな家族だが、それでも小さいころから今までの10年間は一般の隊員以上に愛着がわく。
自分たちの手で育ててきた、可愛い娘なのだ、琴里は。
今まで他の船員と関わることのなかったエースは、この船での琴里の立ち位置を単なる雑用だとしか思っていなかったが、それはどうやら琴里の一部しか示していなかったらしい。
色々な船員と話したが、みな一様に琴里のことを話していた。

 

「エースは琴里の弟ね!初!弟!!!琴里がねえちゃん!」

「はぁ!?お前幾つだよ、どう見たって俺より下だろ!!」

「んー、よくわかんけど、じゅう…いちにいさん…じゅうしごさい?」

「うっわ、超ガキ!やっぱ俺のが年上じゃねーか。俺がにいちゃんだ!」

「そんなかわんないしぃ?琴里のが白ひげでは長いしぃ?お世話役立しぃ?」

 

また喧嘩が始まるかと周囲はざわついたが、互いに酒が入っているせいか取っ組み合いにはならなかった。
がっちりと肩を組み、けらけら笑いだしたのだ。
気が合い過ぎて喧嘩ばかりの子供たちは、喧嘩するほど仲がいいらしい。

 

「手間のかかる弟ができたことにぃー!」

「くそ生意気な妹ができたことに!」

 

「「かんぱーい!!!」」

 

けらけらけら。
互いに肩を組んで、仲良く笑っている。
歳の近い子供というのもさることながら、エースがモビー・ディック号に乗せられてから約3カ月の間、ずっと琴里はエースと一緒にいたのだ。
琴里は元来人懐っこい性格だし、エースも人見知りをするような性格ではない。
楽しいこと大好きな子供二人が、仲良くならないわけがない。
例え喧嘩ばかりでも、根本では互いが好きでしょうがなく、遊びたいだけなのだ。
笑って歌って楽しんで、エースの手が琴里の肩から腰に回ろうとした瞬間、

 

「コトリ」

 

さっきまで白ひげと呑んでいたマルコがぺたぺたとサンダルを鳴らしながら歩いて来た。
呼ばれた琴里は、甲板でジョッキを片手に持ちもう片方の手をエースの肩に回して座っていたがぴょんと勢いよく立ちあがり、そのままマルコの首に抱きつきに行く。
行き場を失ったエースの手が、ふらふらとそのまま自分の膝に戻ってきた。
目の前から現れたマルコに抱きつきに行ったので、エースは琴里の後ろ姿しか見えない。
しかも、琴里の背中には、エースが直前まで触ろうと手を伸ばしていた腰には、マルコの手が伸びている。

 

「マルコっ!きーてきーて、琴里弟が出来たっ!!」

「そーかよい。お前はそろそろ寝る時間じゃねえのか?」

「んー、今日はもうちょっと起きてる!」

「明日は島につくらしいよい」

「え、ホント!じゃあ寝る!!」

「部屋、使っていいぜ」

「いいの!?じゃあ先寝てるね!」

 

エースは酒に酔った頭で、目の前の会話をまとめていた。
なんだ、なんだなんだこの甘い会話は。
ともすれば恋人どうしのように聞こえなくもないというか恋人同士の会話は。
琴里の背から目をあげ、1番隊隊長マルコの顔を見た。
めちゃくちゃ目があった。
口の右端だけをあげて、マルコは笑う。

 

「コトリ、今日も一緒に寝るか?」

「とーぜんっ!」

 

 

 

 

 

大人げないマルコさんは除草に余念がない。
以下蛇足。
2010/09/22

 

 

 


「あー、琴里はマルコのだからなぁ。あいつも無駄に一途で、かれこれ10年の片思いだ。10年の執念はこえぇぞ」

 

現場を見ていたサッチが、慰めがてら酒瓶を持ってやってきた。
そこに琴里を送り終えたらしいマルコも合流する。
マルコはエースの横に腰を下ろすかと思えば、そのままエースの前に立ってエースを見下ろす。

 

「エースつったか」

「っす」

「あれは俺んだよい」

 

 


新入りなのとヘタレなのとで、海賊だから奪って見せる!とか言えなかったエース。
そして大人げない隊長は威圧感たっぷりでだいぶんマジだったとか。
2010/09/22


明言しておこう、ぶっちゃけマルコと主人公がどうやってくっつくかわたしにもわからない!!!
ただ単にマルコを書きたいだけなんだ!!!
でも、主人公もマルコのこと普通の人よりは好きだよ。船長には負けるけど。
たぶん現状では、親父様→そんけー マルコ→おとーさん
くらいにしか思われてないよ^^^^^^^^^^^^

「マルコ?すき!安心する!」

こんな事言われてるから、手を出せないマルコ^^^^^
そんなこんなでも、そのうちくっつくんじゃないかなー(他人事)
だってくっつけなくてもいちゃいちゃしてるんだもん。

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お子さま行進曲 A編その2


A編思いついたからちゃちゃっと。
A17くらい、主人公13くらい?
微妙にアニメ沿い、Avsジンベエ後、親父様がAをけちょんけちょんにしてお持ち帰りしましたとさ。
前回おまけ続編?



 

 


「コトリはなんで、白ひげにいんだよ」

「んー、琴里はねぇ、親父様に拾ってもらって、生かしてもらってるんだよ」

「捨て子か?」

「迷子、なんだろうねぇ。帰れなくて困ってたら、親父様が白ひげに入れてくれた。きっとね、親父様じゃなかったら琴里、いろんな意味で死んでたと思う」

 

夜の甲板で、今日も白ひげを襲い返り討ちにあったエースと、そのエースを海から引きあげたエースの世話係の琴里が静かに夜を共にしていた。
普段はうるさいくらい賑やかな船が、今は食堂から漏れる微かな灯りと酒を飲んでいる連中がいるのだろう、小さな笑い声しか聞こえない。
後は波のさざめく音、風が帆を張る音、それだけだ。
闇に慣れた目は、互いを認識する程度には役立つ。

 

「エースは、どうすんの?」

「どうって…」

「だってさ、親父様に無理やり連れてこられたようなもんでしょ?親父様の首を取りたいんでしょ?でも無理じゃん。じゃあさ、船降りるの?死ぬの?」

「……………………………」

「本気で親父様殺すなら、琴里がエース殺すよ。たぶん、琴里だけじゃなくて他のみんなもエースを殺す」

「…そこまで、白ひげっていいやつなのか」

「琴里、好きな人は親父様だよ!結婚するなら親父様みたいな人がいい!!」

 

暗い夜の中でも、琴里が笑っているのがエースにはわかった。
喜色を含んだ声がエースの耳に届く。

 

「親父様はね、すごいよ。白ひげみんなのお父さんなんだよ!琴里もみんなもね、親父様が大好きなんだよ!!」

「それって、具体的にどうなんだよ。強いからスゲーの?」

「んー、大きい?こう、身体じゃなくて、背中ってゆーか心?」

 

言葉では全く伝わらないが、エースには琴里が何を伝えたいのかがわかった。
身をもって感じていたことだった。
寝首を掻こうと不意を討とうと正面から切り込もうと、どれも白ひげは腕一本でエースをノした。
何度も何度も何度も攻撃を仕掛けるエースを気にした様子もなく、日常の一コマとして受け流す白ひげの度量は大したものだとエースも思う。
それに、千人を超す船員から軒並み崇拝されるのは並大抵のことではない。
海賊王になるための、障害物だと思っていた。
それがこんなに大きなものだったなんて。
憧れてしまうほど、焦がれてしまうほど眩しいものだなんて。
自分の小ささを思い知ってしまったような気がして、拗ねてただけだ。
こんなはずじゃない、自分はもっと大きい人物で、と白ひげの存在を否定したくて、足掻きたくてもがいていただけだ。

認めよう、白ひげは、エドワード・ニューゲートは、尊敬するに足る人物だ。

 

「エース、琴里は親父様にエースの世話をするように言われたよ。エースは、どうしたい?」

「俺は…」

「難しいと思うけどね、エースがどうしても嫌だってゆーんなら、親父様に頼んでエースとエースの仲間を降ろしてって頼んだげる」

 

琴里はエースと向き合い、目を見て言った。
それが本心であることは、付き合いの浅いエースでもわかる。
静寂が、数秒だけ時間を止める。

 

「でもねぇ」

 

琴里の言葉で、再び動き出す。

 

「琴里は、エースが家族になってくれたら嬉しいなぁ」

 

 

 


はい、エース陥落。翌日マルコにより完全に籠絡されます。
2010/09/21

 

 

 

 

 


「マルコー、一緒に寝よー」

 

様式美というらしい形だけのノックをして、返事も聞かずにドアを開ける。
先ほどまでエースと話していたので、夜半を過ぎているが琴里は気にしない。
自分の分の枕だけ持って行けば、それだけでいい。
マルコは起きていたら迎えてくれるし、寝ていてもベットを半分譲ってくれることを知っている。
マルコはいつだって琴里に甘い。
隊長格なので少しだけ優遇されて広い個室、人外並みに大柄な船員が多い中、まだ人間の域を出ない程度の大きさのマルコには少し大きなベット。
琴里一人くらい増えても、窮屈さを感じることはない。

今日ももう床についていたマルコだが、無言のままベットの端に寄って琴里のスペースを空けてくれた。
明かりのついていない暗い室内でも、琴里は障害物に阻まれることなくベットにたどり着く。
整理整頓を心がけるマルコなのでものはあるべき場所にきちんと納められているし、幼いころから慣れ親しんだ部屋なのでどこに何があるか把握している。
枕を置いて、それに頭を乗せるようにして横になればそれでおしまい。
目を閉じて、深呼吸する。
隣の体温が、落ち着く。

 

「さっきね、エースと話してたんだ」

 

返事はない。

 

「やっぱり、みんな一緒のがいいね」

 

マルコに寄り添うと、マルコは身体を回し正面から琴里を抱きしめた。
肩に回された手の重みが心地いい。
胸に顔を埋め出来るだけマルコにくっつく。

 

「おやすみ、マルコ」

 

いつからか別々に寝るようになってしまったけれど、琴里が寝たいというと一緒に寝てくれる。
琴里は親父のことも好きだけど、マルコも好きだなぁ、とマルコの腕の中で眠りについた。

 

 

 


まだあれです、マルコさん片思い中。寝た振りしてねぇとやってらんねー!って感じです。
んで、こんな夜遅くまであの新入りと!ってじぇらしー☆ぼんばー。
2010/09/21

 

 

 

「エースっ!」

 

翌日、エースの白ひげ海賊団入団が正式に決まった。
エースが白ひげに頭を下げ、己の口で意思を伝えた。
そのニュースは瞬く間に船内を駆け巡ったが、誰よりも喜んだのが琴里だった。
白ひげと、幾人かの船員に囲まれた中、笑顔で両腕を広げて駆けてくる琴里が見えた。

 

「これから、よろしくっ!!!」

 

琴里が駆け足でやってくるものだから、エースは嬉しはずかし手を広げた。
自分より年下の世話役だった琴里とは沢山喧嘩をしたけど、それでも一番一緒にいたのが琴里だ。
本当に喧嘩ばっかりだったけど、憎まれ口も散々叩いたけど、嫌がらせもしたしされたけど、てゆーか喧嘩しかしてこなかったけど、殴り合いもしたけど、蹴りも投げ技も能力もありのむしろ死合だったけど。
琴里がいたから、決心できた。
たまには素直に、気持ちを述べよう。

とか思ったら右頬に勢いのついた激しいストレートを頂戴した。

 

「ってぇな!!何すんだよ!!!!」

「よろしくのあいさつ!」

「お前の挨拶は左コーススクリューか!?」

「殴り合ってこそ芽生える友情!」

「誰から聞いた!?」

「みんな!」

 

何も知らず、純粋無垢がゆえに周囲の言うことを真摯に真に受けすくすくと育った白ひげ海賊団琴里。
優しく抱きしめて激励だなんて、そんな甘いお菓子のような所作は習っていない。
おめでとうの気持ちを込めて相手の頬を張り、全身全霊で殴り合ってこそ友愛の完成だと語っていたのは誰だったか。
けっこう大勢いたと思う。

 

「エース、今日はお祝いだから何度でも海に落としたげる!」

 

 

 


エースは芽生えそうになった恋の芽を踏みつぶされたとか。
2010/09/21



この後に、雑草魂よろしく復活しそうになった芽を踏みにじられる編もあったりなかったり。
踏みにじった本人は、こっちが何年待ったと思ってるんだよい、らしいかっこわらいかっことじる。

随分ブランクがあったので、おそるおそるなのですが、ほんの少し文章を重くしました。
てゆーか前のが雑すぎた!なにあれ!!
 

拍手

お子さま行進曲 子時代編その4 A編その1

 

 

「ふおぉぉおおぉぉ!!」

「飯ごときで何興奮してやがんだ」

 

琴里の目の前に広がる光景は、まさに夢のようだった。

 

「まままっまま、マルコ!これが夕餉!?これホントにたべていーのっ!?」

「そうだよい」

「お、おにくがあるっ!たくさんあるよっ!?今日は何かのいわい!?」

「普通の日だよい」

「た、たべていーの!?琴里も、琴里もたべていーのっ!!」

「嫌だったら食わなくてもいーんだぜ」

 

マルコにしてみればいつもと変わりのない食事内容だったのだが、琴里にしてみれば違うらしい。
一体日頃どれだけ質素な食生活を送っていたのだ、この子供は。
肉が贅沢だとか、こんな量見たことないとか、はじめて見る食べ物ばかりだとか。
子供の平均というものを知らないマルコだが、もしかしたら琴里は平均以下に小さいのではないだろうか。
そしてそれは、満足に食事もしてこなかったからではないだろうか。
そう思うと、子供なりに苦労してきたんだなぁ、と一人納得してしまった。

 

「心行くまで食え」

 

 

 

2010/09/18

 

 

 

 

 

「ふわぁ!おいしーね、おいしーねっ!?」

「美味いだろ、俺が作ったんだぜ!」

「サッチ……すきっ!」

「わはははははははは!!!」

「………………………・」

 

琴里は実に美味そうに、出された料理を食べていく。
子供なので量はあまり食べられないらしく、がっついている割に空になった皿は少ない。
それでも琴里の満面の笑みを見れば、心の底から美味いと食べているのがよくわかる。
一緒に食べているマルコも、本日の料理を担当したサッチも琴里の食べる姿を見て思わず頬が緩んだ。

 

「こんなにたくさん…ぜーたくだ、あしたしんでもくいはない…」

 

琴里が心底幸せそうに言った言葉は、意外と物騒だった。

 

「いや待て待て、コトリ、お前今までどんな食生活してたんだ」

「?ふつーだよ?」

「これしきの食事で死んでもいいとか、ありえねぇだろい」

 

「お腹いっぱい食べるの、はじめて!」

 

あとお肉食べるのもすごーく久しぶり!
そう言って笑った琴里に涙したのは相伴していたマルコとサッチだけではなく、琴里の声の届く範囲にいた船員全員だった。
それ以来、船内で琴里は食べ物に困らなくなったとか。

 

 

 

 

 

最初すきっ!と言った時、マルコさんは少しいやぁな顔をしてました!
2010/09/18

 

 

 

 

 

琴里の部屋はマルコと同室だった。
白ひげと寝かせるにはまだ不明な点が多いし、その点マルコだったら完全に子供を信じ切っていないからいざというとき対処がしやすい。
そんな理由だったのだけど。

 

「コトリ、今日からナースのねぇちゃんとこで寝ろ」

「やだっ!琴里マルコと寝るっ!」

「クソガキ、言うこと聞けよい」

「やーだー!琴里マルコといっしょがいーいー!」

 

マルコはため息をつき、何時の間にこんなに懐かれたんだと最近呼吸よりもため息のほうが多くなったのではないかと思う。
しかしながらマルコもマルコで、これは譲れない。
男だと思ってたのが女だったなんて、扱いに困ってしょうがない。
思い起こせば半裸で船内を駆けまわっていたり、野郎と一緒に風呂に入っていたり。
親父は結婚の約束までしてしまったとか。
一体こいつは教育というものを受けてこなかったのだろうか。
ここはひとつ、おとなしくしおらしく女らしく育ててやろうじゃないか。

 

「あのなぁ、お前も一応女だろい」

「こどもだもーん」

「こんな時だけ子供かよ。うっぜ」

「琴里ひどいこといわれた!?」

 

まぁ確かに胸もぺったんこで実物を見ないと男か女かさえ分からないような子供相手に何を言っているんだと思わないでもない。
だが、男だらけの船の中で万が一があっても困るだろう。
馬鹿に教育して馬鹿を治すのも早いに越したことはない。

 

「おら、ついてってやるから行くよい」

「やぁーだぁー、マルコのうつけものっ!」

 

仕舞には泣きだしてしまった琴里は、その場から消えた。煙のように。
唖然としていると、そういえば逃げ脚だけは速かったということを思い出した。
まさかこんな小さな子供に逃げられるとは思っていなかったマルコはまたため息をついた。
探さないと、きっと他の野郎の所へもぐりこむのだろう。

 

「とんだ面倒しょいこんじまったよい」

 

 

 

 

2010/09/18

 

 

 

 

 

「親父、クソガキ知らねぇ…」

 

あちこち船内をうろついて琴里の行きそうなところはおおよそ見て回った。
あと見てない所で琴里が行きそうな場所といえば。

 

「遅かったな、グララララ」

 

いた。
親父の腹の上で丸まって寝てた。

 

「ったく、世話掛けさせやがって」

「マルコのバカってぎゃんぎゃん吼えてたぜ」

「これからナースんとこで世話になれっつっただけだよい」

「なんだ、面倒みるのに飽きたか」

「男と女が同室じゃ、教育上よろしくねぇだろ」

 

次の瞬間待っていたのは、親父の大爆笑だった。
衝撃で眠っていた琴里も飛び起き、きょろきょろとあたりを見渡す。
そしてマルコと目があった瞬間、ぴゃぁとわけのわからない悲鳴をあげて親父の布団にもぐりこんだ。隠れたのか?

 

「コトリ喜べ、お前の貰い手が決まったぞ!」

「ハァ?」

「琴里ずっとおやじといっしょにいるもん」

 

布団の中からもごもごと声がする。
親父は琴里を布団の中から引っ張り出して、俺の方に向けた。

 

「コトリ、マルコがお前がでかくなったらもらってくれるとよ。グラララララ」

 

 

 

マルコルート確定。
2010/09/18

 

 

 

 

 


「お前、こんなガキに男も女もねぇだろ。なのに何意識してやがんだ。え?」

「や、ただ単にガキっつっても女だしよ」

「こんなガキを女として意識するか。そりゃ傑作だ!」

 

琴里は話に参加することを諦めたらしく、親父の横で大きな欠伸を連発している。
時刻は深夜、子供が起きておくには辛い時間だろう。

 

「親父、俺はな」

「いいじゃねぇか、今のうちからツバつけとけ。こいつぁきっといい女になるぜ、グラララララ!」

「…………………歳の差とか」

「コトリ、マルコは好きか?」

 

突然話題を振られた琴里は眠たげにマルコを見る。
こいつ、生意気だけど愛嬌だけはあるよなぁとマルコは思った。
琴里はふいと視線をそらすと、親父に抱きついた。

 

「琴里、おやじがいちばんすきっ!」

 

 

 

結論が出た!
2010/09/18

 

 

と、ゆーわけでマルコ苦労物語の幕開けです。
この後の流れは…うーん、日常話1話、戦闘話1話、それからエース?ってな予定は未定。
マルコが多くなるのは確定^^^^^^^^^
だってアニメマルコかっこよすぎだ…!!惚れる以外の選択肢が見つからなかった!
ただし声がなぁ、若すぎだろー…。よいよい四十路よね?どう考えても20代にしか見えなかった、聞こえなかったorz

ちなみに、エースの白ひげ入りを捏造しようか原作で行くか激しく悩み中。
原作→青年エースが白ひげ入り
捏造→幼少エースが白ひげ入り
さぁ、どうしようかなっ!!!

ちなみに原作ルートだとこんな感じ。
エース16?主人公12くらい。







「あれ、航路かわった?」

「ちょっとナンパしに行くんだとよい」

「ナンパぁ?親父様が?強いの?」

「さぁな」

 

見張り台からいつものように飛び降りてきた琴里は、進路方向を難しい表情をして見つめているマルコに近寄った。
そういえば、最近船の空気が、白ひげの空気が少し変わったように思う。
琴里はここ数週間の間に変わったことを思い出し、あ、と声をあげる。

 

「あの、えっと、ハートの海賊団!」

「スペードだ」

「の、ジョーカー!」

「エース。お前のバカはいつになったら治るんだ…」

「えー、あれ誘うの?強そうだけどさ、ガキじゃん!」

「少なくともお前よりは上だろうよい」

 

琴里が白ひげ海賊団に入って、幾年も経過した。
身長は少し伸びて、身体も幼年期から青年期へと順調に移行していた。
けれど、頭のほうがちっとも伴っていないことをマルコは知っている。
物覚えが悪いし、色々間違うし、色気もないし、兎に角バカだ。

 

「ふぅん、そんな子供を親父様御自らねぇ…」

「親父には親父の考えがあるんだろうよ」

 

 

 


けど、馬鹿は馬鹿なりに成長した。
2010/09/19

 

 

 

 

 


「おいコトリ、お前がこの新人の面倒見ろ!」

「ほんと!?この人琴里が面倒みていいの!」

「好きにしろ。ただしこいつも新入りだが俺の息子だ、加減しろよ」

「はぁい!親父様!!」

 

琴里は白ひげでずっと下っ端だった。
もう入団歴は長いものの、年齢が幼いからという理由で何かと年長者にこき使われている身だった。
もちろん戦闘においてはそれなり以上に活躍するので上下関係ではなく、単なる年功序列からくる扱いだったのだが。
なので、今回自分と歳の近いエースの世話を任されることが、やっとパシリから解放されることが嬉しかった。

気絶して白ひげに抱えられているエースに駆け寄り、にこにこと嬉しそうな顔をする。

 

「琴里だよっ!今日から面倒見てあげるからねっ!!」

 

 

 


2010/09/19

 

 

 


エースが気がついてからというもの、モビー・ディック号は琴里が幼かった時以上に騒がしくなっていた。
一人よりも二人、子どもというのは増えると倍ではなく倍以上にうるさくなるらしい。

 

「エースまてこら、逃げんなっ!」

「誰がテメェ見てーなガキの世話になるか!」

「ふーんだ、琴里より新人のくせにぃ?琴里に面倒みられてるくせにぃ?」

「あー腹立つ!絶対泣かす、後で泣かす!!!」

「泳げないエースはぁ、親父様の返り討ちにあってぇ、海に投げ出されてぇ、琴里ちゃんにぃ、助けてもらうのでしたぁ」

「殺す!むしろ今ここでこの俺様が殺す!!!」

 

ここまでがいつもの流れである。
エースの世話役を白ひげ自らに命じられた琴里は、それはもう張り切ってエースの面倒を見ている。
しかし男所帯の中で育った琴里に人並みの優しさは皆無だった。
むしろ荒っぽさが目立つ海賊らしい性格なので、同じ子供であり海賊であるエースとはウマが合い過ぎているのだろう。顔を合わせればいつも騒いでいる。



「ふふん、琴里ちゃんにかってるっかなぁ~?」


 

 

主人公のが弱いですが、海に投げ落とすという最終手段を持っているので船内では主人公>エース
そのうち逆転します。そして主人公がエースに挑む日々が来るとか来ないとか。
2010/09/19

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