KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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今日本当は3話を終わらせる予定だったけど、うっかり2話に一つ書き足したから時間がなくなった^^
こっから最後の山場です。うっかりサッチ大活躍^^
もっと長引かせる予定だったけど、さほど付け足すこともなかった。
問題は恋愛編だ、これっぽっちも書いちゃいないぞ…。
大まかな話しか考えてないし、オチ考えてない\(^o^)/
マルコ編が暗かったから、恋愛編はまたいつもどおりアホなノリ+糖分にしようかとは思ってる。
海軍編、マジでどこまで書きつづけようかなぁ。
書きたいことはあるけど、大筋にするものは今のところないから暫くはブログ掲載のまま。
「かーちゃん、エースがっ!!」
ぼろぼろに泣いたルフィを見て、コトリは立ち上がった。
*
「かーちゃん!!」
イノシシと犬を掛け合わせたような、巨大で牙を生やした生物をコトリは睨んだ。
生物の前には、ルフィと同じくずたぼろになって半泣きのエース。
もう一度ぎろりと生物を睨むと、それだけで生物とエースは半歩後退した。
「アホたれども、相手を見てケンカ売れつってんだろ!!」
「だ、だって…!」
生物は少なくとも、エースの倍以上に大きい。コトリと比べて見ても、やっぱり大きいと感じる。
大きく開いた口からは鋭い牙がのぞいているし、どう考えたってエースやルフィの敵う相手ではない。
おおよそ、山を探検していたらうっかり奴の縄張りに入ってしまったのだろうと予想はつく。
生物、エース、コトリとその後ろにルフィ。
エースをはさんで睨みあう生物とコトリだが、コトリの威圧に生物は押されている。
コトリは睨んだまま、どん、とその場で地面を踏みつけた。
地面と空気が、揺れる。
空気の波紋のようなものがびりびりと辺りを震わせた瞬間、生物は逃げ出していた。
後に残ったのは、エースとコトリ。と、ルフィ。
エプロン姿で包丁を手に持つコトリは、エースとルフィ二人の中では先ほどの生物よりも怖い。
「エース」
「 (びくっ) 」
「帰るよ」
「あ、あるけねぇ…腰ぬけた」
コトリはルフィを背負い、エースを脇に抱えて家に帰って行った。
三人は始終無言、というより、コトリの気迫に押され口を開くことができなかったとか。
「アホども!怪我しても良いけど勝てないケンカは売るなって何度言ったらわかる!!」
「か、勝てないこともなかった!!」
「アホたれ、ルフィ巻き添えにすんじゃない!!やるなら自分一人でやりな!」
「かーちゃん、めしー!」
「ルフィ!あんたもあんただ!!一緒になってバカやんのはいいけど、エースを止めんのもあんたの役目だよ!!」
怪我の手当ては終わったけれど、家に帰ってからこさえたたんこぶはそのままだったとか。
2010/11/21
かーちゃんはいつだって最強!
ちなみに、エプロンはシンプルな奴。タンスの奥にはガープがくれたふりふりのもあるけど、さすがのおかーさんも嫌がった。ちなみに、タンスの中にはピンクのふりふりな服がたくさん入ってるとか。ガープの趣味。というよりも、娘にこんな服着て欲しいパパ(笑
シャンクスに見つかったら、ものすごい勢いできてくれとせがまれる。しかし着たら着たで似合わないとがっかりされる。
「…そもそも、どっからこの服見つけてきた?」
「 (ぎくっ) ほ、ほら、ルフィに聞いて!」
「本当に?」
「すみません、嘘です。ちょっと漁りました」
この後、もちろん怒られるオッサンです。
オッサンの目的は下着を漁ることにあったそうな。
現場をエースに見られた際は、軽蔑の視線で見つめられ、静かにその場を去られたそうです。
本当にダメだ、このオッサンwwww
そういえばエースとシャンクスの話書いてないなァ。書くか!二人のケンカ話^^^^^
昨日の赤髪さんに拍手ありがとうございます。
過去最高の拍手です…。
マジでか、おっさんそこまで人気か…。そうなのか…。
わかった、シャンクス増やすよ。
あんなアホでいいのか…。てか、主人公がツッコミ役になったからこそ、暴走することのできるシャンクス。
これが海賊編だったらこうはいかない^^^^
そういや、海賊編の赤髪編まだ書いてないっけ?こっちも書かないとなァ。
やることいっぱいあるぞ!!!
赤髪乱入編補足説明。
ナチュラルに主人公一家の中に赤髪さんが乱入してます。
お前ら仕事どうした。とかそんなの言っちゃイヤン☆
「ただい―――」
ま、という前に、ものすごい圧力が掛ってエースは思わず黙ってしまった。
シャンクスが、こちらをめちゃくちゃ睨んでいた。
なんだよ、と思って睨みかえすと、コトリがテーブルに突っ伏して寝ていた。
どうやら、起こすなということらしい。
「なんだ、かーちゃん寝てんのか」
言った瞬間、ごつんと拳骨を貰った。
なにこの理不尽な暴力。
唯でさえ低かったシャンクスの株価が、エースの中で最安値を記録した。
「 (ばっか、コトリが起きんだろ!!) 」
「 (なんでんな必死なんだよ!!) 」
「 (オレの前でコトリが寝てんだ!) 」
「 (だからなんだよ!?) 」
コトリが転寝をしているのは珍しいことではない。
仕事で疲れてるんだろうと、幼いながらもエースでもわかっている。
だから静かにするのは当然だと思うけれど、それ以上にシャンクスは必至だ。
鬼気迫る勢いで、コトリの安眠を守っている。
「 (オレの前で、コトリが、寝たんだぞ!?) 」
「 (だから?) 」
「 (あのいっつもこっちを威嚇して気を許さなかったコトリが、こうして無防備な姿をさらしてるんだぞ!!!) 」
ここまで言われても、あまりよくわからないのがエースだった。
今は時々しかしないけれど、昔はずっと一緒にコトリと寝ていた。
コトリが寝るのがそんなに珍しいか、とエースは首をひねる。
そういえば、シャンクスが家に来てからというものコトリの寝ている姿を見ることが少なくなったとは思うけれど。
「 (ようやく、オレの事を認めてくれたと思わないか!!) 」
「 (やっとわかった。シャンクス、お前かーちゃんに信用されてないもんな!) 」
「 (キッコエマセーン) 」
とりあえず、眠っているコトリは幸せだった。
2010/11/21
「ふぅ」
「ぃひゃっ!?」
シャンクスは発見した。
コトリはこの手の事にものすごく弱いと。
耳に息を吹きかければ飛びあがり、脇腹をくすぐれば身をよじり、足の裏をくすぐれば…顎を蹴られたけど。
後ろから抱きついて耳元で囁けばヘッドバットが返ってくるけれど、反応は上々。
今日も今日とてコトリが面白くて可愛いので、うしろからこっそり近づこうとしたら。
ひゅん、と、何かが頬をかすめた。
振り返ると、ナイフが壁に刺さっている。
目の前のコトリは、こちらに背を向けて包丁を軽快な音を立てながら操っている。
あっれー、と思い再び抱きつこうとしたら。
「今度は外さないが、それでいいな?」
「スミマセンデシタ」
後ろ向きのまま、ナイフが今度は2本飛んできた。
それからしばらく、コトリはシャンクスを近づけさせなかったとか。
2010/11/21
「かーちゃんはらへった、めしー!」
「へいへい」
「かーちゃん、飯まだー!」
「そう思うなら手伝え!」
「コトリー」
「あーもー、あんたらは飯を食いたいのかそうじゃないのか!!!!」
ルフィがはらへったーと足に絡みついてきて。
エースが飯ーと背中に飛びついてきて。
シャンクスがコトリーとエースの上から抱きついてきて。
現状、エプロンを取ろうと立ち上がったまま動くことが出来ない。
まぁ、あったかいからよしとしよう。
潰されてるエースが可哀想(笑
2010/11/21
「今回はこいつも出る」
中将であるサカズキがその背から現せたのは、どう見たって小さな子供だった。
まだ少女としか呼べないほどの子供は、女で、子供だった。
周囲のざわめきも大きくなる中、サカズキが一喝する。
「わしの意見に文句あるやつぁ出てこんかい」
一気に静かになった兵たちを見て、これだから意気地のないものはと嘆息する。
横にいるコトリをガープから引き取って、2年が経った。
今回が公式上の初陣だが、経験だけは一般兵以上だ。
サカズキ自ら鍛え上げたし、実践も積ませた。
その功績は表立ってはいないものの、既に海賊たちの間では鬼子として広まりつつある。
おそらく、ここに集まって集団に埋もれているばかりの者どもよりはよっぽど強いだろう。いや、強い。
なんたって、自分手ずから育て上げたのだから。
「戦闘用意!」
「アイ・サー!」
どん、と開戦の合図のように大砲が撃たれた。
すぐさま戦闘準備に入り、攻撃開始の号がかかる。
掛け声とともに駆けだす兵たちを見ながら、サカズキは横で前だけを見ているコトリに声をかけた。
「コトリ」
「はい」
「行け」
音もなく、子供は消えた。
2010/11/20
シャンクスがその存在に気付いたのは、本当に偶然だった。
気づけば、仲間が随分と倒れている。
おかしい、確かに現在は海軍との混戦状態だが、明らかに倒れている人数が多い。
ロジャー海賊団は世界にその名を轟かせるほどのつわもの揃いの海賊団だ。
例え海軍が相手でも、互角かそれ以上に渡り合えるほどの猛者がそろっている。
それなのに、気付けば視界を埋めるのは仲間ではなく白い海兵ばかり。
目の前の海兵を斬り捨て、辺りを確認しようと周囲を見渡した時だった。
点ではなく、線で、その存在を見た。
何かが、この戦場を駆けている。
捉えられないほどの速さで。
それが仲間に近づくと、仲間が倒れている。
目で追おうと思ったが、すぐに視界から消えてしまった。
再び探そうと目をこらしたが、見つけることが出来ない。
仲間が倒れていく。
どうにも出来ない自分がもどかしくて、無意味に刀を振り下ろした時だった。
ぎん、と何かにぶつかった。
これは、運命だった。
2010/11/20
刀の下に、少女がいた。
少女と形容する以外ない、本当に子供だった。
どうしてこんな所に、とシャンクスが考えるより前に、少女が動いた。
気付いた時には眼前まで迫っていた少女をほとんど反射で避け、距離をとる。
白い軍服の所々を血に染めた少女は、何の表情もうかがわせずにシャンクスを見た。
「わたしを止めたのはきさまが初めてだ」
「お前は…」
「ぞくあいてに名のる名はもちあわせてない」
ひゅ、と少女の手がぶれた。
ほとんどタイムラグなく、背後から悲鳴が聞こえた。
振り返ると、仲間が喉から針を生やして倒れていた。
慌てて少女に視線を戻すが、少女は既にいなかった。
2010/11/20
と、言うわけで主人公の子時代でした。子時代といっても、9歳くらい。幼女と少女で言うと、少女より。
書いててあんまし楽しくなかった。没る。書きなおす。
でもめんどくさかったらこれでいいかってなる。
シャンクスはこの時に主人公に一目惚れしました。シャンクスは13くらい?ロジャー没年に15歳だったから、まぁ、可能な範囲の設定かな、と。
強いて言うなら、この時の印象が強すぎて主人公のことばっかり考えるようになって、二度目に会った時には完全に惚れているという。実に定番だね!!
主人公の瞬殺マジックは、ただ単に早く走って相手の頸動脈を切るだけという。それを相手に認識される前に行うからこそ、ある種の必殺技となってます。だから一度でも止まったり気付かれたりすると終わりという、意外ともろい技。この後は切れ味重視のナイフを両手に構え、戦闘開始。戦いというよりも殺すことメインだから卑怯な手も平気で使います。後ろからだろうと、不意打ちだろうと、投げ道具を使うとか、海賊を倒すことに意味がある。
この戦い方から、外道だとか鬼畜だとか鬼の子だとか無慈悲とかいろいろ言われまくって最終的に鬼に落ち着くんかな?
んー、いまいちしっくりこないから色々考えなおす。
色々調べてたら、スモーカーと主人公同い年で笑った。なにこの偶然ww
ですが、主人公のが海兵歴長いので上官に当たります。
まぁ経歴と戦歴がしっかりあるので、スモーカーも主人公を認めてる感じ。
てか、面識なさそうだけどね!!
一つ前にメルフォお返事があります。
「コトリ、ちょっとこっち来い」
「ガープ中将、職務中は少将とお呼びくださいと何度申し上げれば」
「これ、預かってくれや」
「パパ、あたしいっつも言ってるよね?後先考えて行動してって。今度は一体誰の子なの!?」
ガープがコトリに見せたのは、小さい男の子だった。
眼鏡をかけてて、いかにも臆病そうで。
今度はこれを育てろと?また子育てをしろと?
せっかくエースとルフィが巣立って海軍業務に従事できると思っていたのに。
しかしよくよく見てみれば、子供は雑用と大きく書かれたセーラー服を着ている。
もしや、海軍見習いとして預かれということなのだろうか。
いや、どうせガープの事だから預かれと言ったら全部の意味で預かれなのだろう。
うっかり言葉遣いが戻ってしまうほどには、コトリも混乱していた。
「コビー、これは気性が荒くて言葉より先に拳が飛んでくるような鬼じゃが、まぁ、面倒見はいいから鍛えてもらえ」
「ガープ中将、お言葉ですがわたしにも都合というものがありまして」
「心配すんな、わしが全部やっといてやる!」
「うそだ!外回りに行って自分だけ暴れて、あたしに書類全部押し付ける気だ!!」
「察しがいいな、コトリ少将!!」
「嫌だからね、あたし絶対いやだからね!?」
ぶわっはっはと笑いながら去っていくガープと、残されたコトリと少年。
結局ガープはコトリの言葉に聞く耳もたず、押し付けるだけ押し付けて行ってしまった。
今に始まったことではないけれど、やっぱりあんまりだと思う。
ぽかんとしている少年を見たら、びくっと震えられた。
遅いかもしれないけれど、第一印象はしっかりしておこう。
仮にも自分は少将の地位を預かるものなのだから、とコトリは少年を預かることを決めた。
「名は」
「こっ、コビーでありますっ!!」
「コビーか。海軍に入ったのだから、それなりの覚悟はあるな?」
「も、もちろんですっ!」
「背中に背負う正義の為、心身ともに捧げろ。それが出来ないようならとっとと去れ」
くるりと身をひるがえし、コートをはためかせる。
子供だろうと、海軍に入ったのだから甘やかしはしない。
コビーの目に、将校にのみ許される正義の文字が見えた。
同時に、肩越しにこちらを見ているコトリと目が合う。
またびくりと身体が震えたが、ぎゅっと手を握った。
「ぼ、僕はっ!立派な海軍になります!!」
そうして、歩きだしたコトリの後ろについて行った。
2010/11/19
コトリは部下を持ったことがないわけではないが、コビーのように小さくて下級の部下は初めてだった。
とりあえず連れて歩いているけれど、ぶっちゃけどうしたらいいのかわからない。
自分が幼かった時どうされたか思い出してみたが、疑似戦闘と勉強を繰り返しているうちに軍に慣れていった記憶しかない。
ガープと殴り合い、ボルサリーノに蹴られ、クザンに組み敷かれ、サカズキに能力者との戦い方を教えてもらった。
おつるには礼儀作法とマナーを叩き込んでもらって…これは厳しかったなぁと過去を懐かしむ。
かといって、それらをこのコビーにやらせるには無茶な気がするし、どうしたものか。
「コトリ少将、お茶をお持ちしました」
「ん、あぁ、ありがとう」
書類の上に万年筆を置き、すっかり自分のものとなったサインを見る。
これも最初は書けなかったなぁ、と新入りのコビーを見ていたらなにもかも懐かしい。
「コビー、貴君は何を目指して海軍に入った?」
コトリが海軍に入った理由は、それしかなかったからだ。
ガープが入れと道を示した、それに従った。それだけだ。
元より規律に縛られるのは慣れていたし、上下社会も得意だ。
戦うように育てられていたし、嫌いではなかったから苦にならなかった。
いつからか自分の中にも正義の心が宿り、今では正義の為にという信念のもとにいるけれど。
「僕は…その、憧れている人がいるんです」
「海兵か?」
「えっと、その…」
「言え。別に誰だろうと咎めはせん」
ちらちらとこちらを窺うように見るコビーに言ってやると、おそるおそると言った感じで口を開いた。
「海賊、なんですけど…」
「コビーは面白いことを言う。憧れの男を殺したいのか?」
「い、いえ!ただ、同じ立場に立ちたいんです」
「なぜ?同じ立場なら海賊になればいい。海軍ならば敵どおしだ」
「僕は、ルフィさんを超えたいんです。あの人は僕の憧れであると同時に、超えたい壁なんです」
普通にいい話だなぁ、とか思ってたら、おい今めちゃくちゃ馴染みのある名前が聞こえなかったか。
嬉しそうに話すコビーを見て、んん?と首をひねる。
そんなコトリの様子をどう思ったのか、コビーはあはは、と俯いた。
「おかしいです、よね。やっぱり。海賊が憧れだなんて…」
「いや。それは別にいい。己の有する正義こそが絶対なのであって、誰を崇拝しようと、仕事に差し支えなければそれは自由だ」
「コトリ少将…!」
「聞き間違いだったら悪いが、今ルフィとか言わなかったか?」
「そうです、ルフィさんが、僕の憧れなんです!」
あのアホたれは一体何をやらかした!!!
2010/11/19
と、言うわけで海軍編。
いやぁ、やっぱコビーは外せないよね!!!
コビーはうっかり主人公に「お母さんみたいですね(*^_^*)」って言われて、密かに落ち込めばいい。
このシリーズ書くの楽しすぎるwwwwww
最初はおかん設定は単なる付属品だったのに、もうおかんがメインになってるとか^^^^^^
ちなみに、赤髪乱入編はストーカーで変態でアホでゴーイングマイウェイなシャンクス→→→主人公という、非常に残念すぎるシャンクスです。主人公可哀想だねっ!^^^^^^^
「エース、ルフィ、いい加減にしないとパパ呼ぶよ」
「「 !!!!!!!!!! 」」
「か、かーちゃんごめん!」
「わ、悪かったよ…」
「旦那ってどんな奴なんだよ!?」
「(パパの事旦那って呼んでたっけ?) 子供が好き過ぎて嫌われるタイプ」
*
「こいつらの父親は、帰ってこねぇのか」
「いないよ。わたし一人だ」
「(なんか悪いこと聞いちゃった気分)」
*
「はぁ!結婚してない!?」
「そもそも、お前を追っかけてる間にそんな暇があったと思うのか」
「え、でも、エースとルフィは?」
「二人ともパパが連れてきた子供だ。わたしは産んでない」
「パパって…」
「ガープ中将の事だ。パパ呼びを強制されているからな」
「おまっ、なんだよ、早く言えよ!!!!」
「なぜ怒る!?」
この後シャンクスからの猛アタックが開始される^^^^
さりげなく腰に手をまわしてきたり、肩を抱いたり。その都度主人公から包丁投げられるけどね!!
ルフィがうっかり「シャンクスはとーちゃんみたいだな!」なんて言うから「息子よっ!!」「ルフィ、言っていいことと悪いことがある」「お、俺は認めねぇからな!?」「はっはっは、エースくん、お父さんと呼んでいいんだよ!」「誰がお前なんかにかーちゃんをやるか!!」
みたいな^^^^^^^^^^^^^^^^
主人公は最早諦めの境地ですわ^^^^^^^^^^^^
実は一回間違えて消しちゃって書きなおしたんだけど、書き直し前のがよかったなんてよくある\あるある/\あるある/
「うえぇぇぇ、お見合いぃぃ?」
「お前ももういい歳じゃろ。ほれ、コイツなんてどうだ」
「んー、悪くはないけどさ、あたし暫く結婚する気ないよ」
「んなこと言ってるからいき遅れるんじゃ」
「子育てが忙しくてねぇ、恋愛にうつつを抜かす暇なんてないんだよねぇ!!!誰の所為かなぁ!!」
ぴゅ~っとガープは口笛を吹き、明後日の方向をを見た。
コトリはぱたんと見合い写真を閉じて、ため息をつく。
結婚とか、考えなかったではないが、自分にはまだ不要だという結論に至っている。
エースとルフィはまだまだやんちゃ盛りだし、軍でもようやく責任ある立場を任せられてきている。
マリンフォードに住居を構える同胞が多い中、未だフーシャ村付近の駐在所にいるし。
有給も子供らのために消費しまくっているし。
「とにかく、結婚はまだいいよ」
「はよ孫見せい」
「いるでしょ、ルフィが」
「えー、今度は女の子がいーいー」
「パパには預けないから安心して」
たぶん20代中頃のお話。
2010/11/18
「お義母さまっ!!」
「はいっ!?」
振り返ると、七武海紅一点、美しすぎる女帝、ハンコックが頬を染めてこちらを見ていた。
「お義母さま、よき嫁、よき妻となるように努めますので、どうぞよしなにお願いいたす」
「失礼ですがハンコック殿、わたしを何方かと勘違いされておいででは?」
コトリにはどら息子が二人程いるが、娘は産んだ覚えがない。
てゆーか、子供を産んだ経験がそもそもないのだけれど。
しかも七武海、ボア・ハンコックの母親になったなんて。
いつの間にか産んでいたのだろうか、それとも育てたことになっていたのだろうかと考える。
「そなたはルフィの母親なのであろう?」
「え、なぜそれを…?」
「やはり!お義母さま、わらわはルフィの事を愛しておる」
息子さんと添い遂げることを許していただきたい。
女帝の言葉に、コトリは口を開けたまま固まってしまった。
誰が、誰を愛していると?
王下七武海で、女ヶ島の女帝で、九蛇海賊団の船長で、男嫌いで名が通っていて。
そんな女帝が、ルフィを、愛していると!?
「お義母さま?いかがなされた?」
ハンコックの言葉で我に返ったコトリは、いやいやいやと首を振る。
「失礼ですが、あの、もう一度お聞かせ願えますでしょうか。誰が、誰を好きだと?」
「わらわが、ルフィを愛しているおると言うたのじゃ」
「うっそぉ!?」
お母さん吃驚仰天!
2010/11/18
これいつか絶対題名間違うwww
人生苦もありゃ楽あるさって。まぁ、大した意味もないからいいんだけどね!!
原作編は暗いからやめたー。
書き上がったら一気に更新するけれど…。なかなか書き上がらーん^ω^
原作ないから手探りすぎるしwwwwwwwwwwww
ハンコックたまに付きまとわれることなった主人公^w^
どんどん「おかあさん」と呼ぶ人が増えていくよ!!
きっと後にルフィと会った時、
「ルフィ、ちょっとここ座りなさい」
「?なんだ?」
「あんた、ハンコックさんのことどう思ってんの?」
「ハンコックな!いい奴だぞ!!」
「好きか嫌いか」
「好きだ!」
「友達か恋人か」
「友達だ!」
「(やっぱり理解してない!ハンコック殿はラブラブとか夫婦だとか言ってたのに、なにこのすれ違い!)」
ってな会話があって、お母さん苦悩する(笑)
立場上蛇姫さまのほうが上なので、邪険に扱えずはははと誤魔化し笑いを浮かべることしかできない主人公。
放任主義なのですが、これは流石にまずいと思ったそうです。
でも恋愛は当人同士の問題だし、悶々するお母さん(笑)