KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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「今回はこいつも出る」
中将であるサカズキがその背から現せたのは、どう見たって小さな子供だった。
まだ少女としか呼べないほどの子供は、女で、子供だった。
周囲のざわめきも大きくなる中、サカズキが一喝する。
「わしの意見に文句あるやつぁ出てこんかい」
一気に静かになった兵たちを見て、これだから意気地のないものはと嘆息する。
横にいるコトリをガープから引き取って、2年が経った。
今回が公式上の初陣だが、経験だけは一般兵以上だ。
サカズキ自ら鍛え上げたし、実践も積ませた。
その功績は表立ってはいないものの、既に海賊たちの間では鬼子として広まりつつある。
おそらく、ここに集まって集団に埋もれているばかりの者どもよりはよっぽど強いだろう。いや、強い。
なんたって、自分手ずから育て上げたのだから。
「戦闘用意!」
「アイ・サー!」
どん、と開戦の合図のように大砲が撃たれた。
すぐさま戦闘準備に入り、攻撃開始の号がかかる。
掛け声とともに駆けだす兵たちを見ながら、サカズキは横で前だけを見ているコトリに声をかけた。
「コトリ」
「はい」
「行け」
音もなく、子供は消えた。
2010/11/20
シャンクスがその存在に気付いたのは、本当に偶然だった。
気づけば、仲間が随分と倒れている。
おかしい、確かに現在は海軍との混戦状態だが、明らかに倒れている人数が多い。
ロジャー海賊団は世界にその名を轟かせるほどのつわもの揃いの海賊団だ。
例え海軍が相手でも、互角かそれ以上に渡り合えるほどの猛者がそろっている。
それなのに、気付けば視界を埋めるのは仲間ではなく白い海兵ばかり。
目の前の海兵を斬り捨て、辺りを確認しようと周囲を見渡した時だった。
点ではなく、線で、その存在を見た。
何かが、この戦場を駆けている。
捉えられないほどの速さで。
それが仲間に近づくと、仲間が倒れている。
目で追おうと思ったが、すぐに視界から消えてしまった。
再び探そうと目をこらしたが、見つけることが出来ない。
仲間が倒れていく。
どうにも出来ない自分がもどかしくて、無意味に刀を振り下ろした時だった。
ぎん、と何かにぶつかった。
これは、運命だった。
2010/11/20
刀の下に、少女がいた。
少女と形容する以外ない、本当に子供だった。
どうしてこんな所に、とシャンクスが考えるより前に、少女が動いた。
気付いた時には眼前まで迫っていた少女をほとんど反射で避け、距離をとる。
白い軍服の所々を血に染めた少女は、何の表情もうかがわせずにシャンクスを見た。
「わたしを止めたのはきさまが初めてだ」
「お前は…」
「ぞくあいてに名のる名はもちあわせてない」
ひゅ、と少女の手がぶれた。
ほとんどタイムラグなく、背後から悲鳴が聞こえた。
振り返ると、仲間が喉から針を生やして倒れていた。
慌てて少女に視線を戻すが、少女は既にいなかった。
2010/11/20
と、言うわけで主人公の子時代でした。子時代といっても、9歳くらい。幼女と少女で言うと、少女より。
書いててあんまし楽しくなかった。没る。書きなおす。
でもめんどくさかったらこれでいいかってなる。
シャンクスはこの時に主人公に一目惚れしました。シャンクスは13くらい?ロジャー没年に15歳だったから、まぁ、可能な範囲の設定かな、と。
強いて言うなら、この時の印象が強すぎて主人公のことばっかり考えるようになって、二度目に会った時には完全に惚れているという。実に定番だね!!
主人公の瞬殺マジックは、ただ単に早く走って相手の頸動脈を切るだけという。それを相手に認識される前に行うからこそ、ある種の必殺技となってます。だから一度でも止まったり気付かれたりすると終わりという、意外ともろい技。この後は切れ味重視のナイフを両手に構え、戦闘開始。戦いというよりも殺すことメインだから卑怯な手も平気で使います。後ろからだろうと、不意打ちだろうと、投げ道具を使うとか、海賊を倒すことに意味がある。
この戦い方から、外道だとか鬼畜だとか鬼の子だとか無慈悲とかいろいろ言われまくって最終的に鬼に落ち着くんかな?
んー、いまいちしっくりこないから色々考えなおす。
色々調べてたら、スモーカーと主人公同い年で笑った。なにこの偶然ww
ですが、主人公のが海兵歴長いので上官に当たります。
まぁ経歴と戦歴がしっかりあるので、スモーカーも主人公を認めてる感じ。
てか、面識なさそうだけどね!!
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