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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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人生楽ありゃ苦もあるさ 子育て編

http://abcklmxyz.blog.shinobi.jp/Entry/598
http://abcklmxyz.blog.shinobi.jp/Entry/599

前やってた海軍妄想を煮詰めてたらこうなった。
もうお子さま主人公である意味がなくなってきたので、いっそ別人にしようかと思ったけどまぁいっかと一応お子さま主人公のパラレルっつーことで。

シリアスとか恋愛なしとか重いとか言ってた気がするけど、やっぱりわたしが書くものなのでお気楽なアホな話になってしまった^q^
いや、こうなったのには経緯があってだね…。
あれ、主人公三十路でガープ宅居候なら、子エース知ってんじゃね?ガープがあれなら面倒任されそうだよね。5歳エースと19歳主人公…シャンクス23歳……おいしくね?これおいしくね?エースを息子扱いして、エースも主人公の事かーちゃんとか呼ぶとかそれよくね?しかもかーちゃん海軍で鬼とか呼ばれてるし、あ、なんかきたこれ。ってな具合でした。授業そっちのけで妄想楽しかった…!!
ホントの事言うなら、18歳主人公を描いてたら思いのほかしっくりきて、こいつを主人公にした話をかきたいなぁってなった。また後日イラストのっけます。あのバカ娘も成長することがあるんだなァ…!



設定→基本設定はお子さま行進曲と一緒。某戦国時代の忍者っ子がひゅるりらと…会議中のガープとセンゴクその他当時の元帥の上に落っこちてきた!
紆余曲折を経てガープが育てることになった主人公、5歳。
うっかり娘ができて嬉しかったから、パパ呼びを強制させたガープ。
ガープの夢と希望があって、今現在は立派な海兵見習い中の14歳からスタート!





 

 

「パパ!なんか子供がいる!!」

「エースっつーんだ、面倒見てやってくれや」

「さ、さらった?人さらい?コトリパパでもつかまえるよ…?」

「違うっつの!お前はワシをどんな目で見とるんだ!!」

 

コトリの腕の中には、おくるみに包まれた赤ん坊がいた。
まぁうっかり孕ませててもおかしくはないけれど、それでもこんな小さい子供がいるなんてコトリは聞いたことがない。
しかも、ここは普段村の人があまり立ち入らないガープの隠し小屋だ。
コトリの頭の中であまりよろしくない考えがぐるぐると回る。

 

「とりあえず、訳あって育てることになった。ワシだけじゃ面倒見切れんから、コトリ頼んだ」

「えー、コトリが育てんのー?コトリも子供だよー?」

「頑張れ、娘!」

「パパ、後先ちゃんと考えて!!」

 

 


こうしてコトリ14歳の子育てが始まった。
2010/11/15

 

 

 

 


「パーパァー!!エースが泣いたぁー!!」

「おしめってどうやって換えるのぉー!?」

「ミルクつくってぇー!!」


「パパー!?」

 

 

ふぎゃー!と、エースの泣き声とコトリの悲鳴が今日も響いた。
2010/11/15

 

 

 

 

「このアホエース!イタズラすんなつったろ!」

「落とし穴ほっただけだろ!いちいち怒んなよ!!」

「怒るわ、アホたれ!さっさと埋めないと昼ごはん作らないからな」

「かーちゃんのおにー!!」

「仕事で散々言われとるわ!!」

 

エース5歳、コトリ19歳。
いつの間にか大きくなったエースとコトリは、ガープがいなくても暮らしていけるまでには成長していた。
特にコトリはガープが家事を一切手伝ってくれないので、掃除洗濯炊事、一通りの事が出来るようになってしまっている。
そんなコトリをエースはかーちゃんと呼ぶし、コトリはまだ十代未婚なんだけど、とため息をつくばかりだ。
軍曹まで昇格したはいいが、まだまだ雑用の下っ端のコトリは忙しい合間を縫って家に帰って来ている。
おこなうのはエースの子守り。
ガープは気づけばたまに帰ってくるだけで、逃げたな、とコトリはガープの事を密かに怒っている。
大鍋でチャーハンを炒めながら、すっかり所帯染みてしまった自分もなんだかなぁと笑う。

 

「うめてきた!めし!!」

「手ぇ洗って、テーブル拭いてー」

「おう!!」

 

 

 

軍曹→コート着れるまであと2階級
2010/11/15

 

 

 

 


「じゃーん、見て見て、ルフィだよ!」

「…サルみてぇ」

「だよねー、サルっぽいよねー!!」

 

ある日コトリがフーシャ村に帰ってくると、また、ガープが腕に子供を抱いていた。
嫌な予感しかしないと思ったが、今度は本当にガープの子供らしい。
いや、ガープの子供というと語弊がある。正しくはガープの孫だ。
親が親なら子も子らしく、乳飲み子であるルフィを置いてどっか行ったらしい。
あんたら親子は…!とコトリがツッコむ前に、コトリの腕にルフィが手渡された。

 

「まかせた、娘!」

「また!!ちょっとパパ、あたし未婚にして二児の母親になんの!?」

 

と、いう経緯があったわけで。
やっぱり嫌な予感は当たっていた。
まぁ今回はエースの後ということで子育てには随分慣れたけれども。
とりあえず兄弟になるであろうエースにルフィをお披露目してみた。
いまいち反応が悪いけれど、これから数十年一緒に暮らす家族なのだからだんだん慣れていけばいい。

 

「ルフィ、エースお兄ちゃんと仲良くねー」

 

 

 


2010/11/15

 

 

 

 

 


「赤髪、悪いが今は貴様にかまっている暇なぞない。殺されたいのなら別だがな」

「ツれねぇじゃねぇか。男でもできたか?」

 

キンと互いの刀を弾く。
つい先日纏うことを許された正義を背負うコートをはためかせ、コトリはシャンクスを睨む。
シャンクスとは長い付き合いだ。
初めて対峙した時は、ロジャーの海賊団の下っ端と海軍雑兵だった。
それが今は海賊の頭と海軍准尉なのだから、時の流れとは早いものだと感じる。
シャンクスを捉える事が出来ないのは口惜しいが、こうして戦うのが嫌いではないのだから自分も甘くなったものだ。

 

「よくわかったな。お前が素直に斬られてくれれば、わたしはあいつと熱いひと時を過ごせる」

「なら、意地でも斬られてやるかよ。海軍の鬼ともあろうお方が、人間の男に惚れるなんてな」

 

海軍の鬼、皮肉ともとれるそれがいつからかコトリの通称になってしまった。
殺した海賊の数は、既に数えられない。
狩った賞金首の総額は、既に10億を超える。
異例ともいえる早さと若さで准尉にまで昇格した背景には、幾百もの死体が積み重なっている。
海軍の鬼。
正義の為ならば、鬼の言葉さえ喜んで受け入れようじゃないか。

 

「そういうわけだ、さっさとご退場願おうか」

「御免蒙るな。引きとめて引きとめて引きとめてやるよ」

 

 

 


たぶんシャンクスのひとめぼれ。
2010/11/16


と、いうわけで随分穏やかになった海軍編でした。
主人公とシャンクスがライバルなのは一緒。
でも、シャンクス→主人公になった。
ここでシャンクスが主人公に好きな人がいると誤解。更にフーシャ村にてエースからかーちゃん呼ばれてるのを目撃。てっきり熱い夜を過ごす相手→旦那 旦那と子供と三人で幸せ家族を築いていると完全誤解。おいおいおい、俺の女に手を出したのはどこのどいつだよとお怒り気味。でも尻をおっかける赤髪。もちろん主人公が熱いひと時を過ごすのはエース。誤解が解けるのは、たぶんずっと後のことです。エースが二十歳になる前には主人公が未婚&エースを産んだわけじゃないと知って、ポカーン。そっから猛アタックが開始されればいい。誰だ恋愛なしとか言った奴^^^^^^^^

ガープが主人公を育てる子時代は、お子さまでネタだしつくした感じがあるので割愛。
海軍での主人公の立ち位置は、ガープの見習い雑用。
まだ大将じゃない赤犬さんやら黄猿さんの所にも出張でお手伝い行ってて、「サカズキのお父様」「ボルサリーノのお父様」です。
仕事してる時と日常と対海賊でで言葉遣いが違います。まぁ当然だね!
「サカズキ中将、そろそろご休憩なされてはいかがでしょうか」
「赤髪、貴様はわたしが殺す」
「エース、ルフィ!ケンカするなら外でやれって何回言わせんの!!」
主人公マジおかんwww てか、大変すぎるwwww

たぶん明日この続きも書く^^^^^^^^^^^^^

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