KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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死にたい。
まな板の上でだんだんとぶつ切りにされて擂り粉木ですられて石臼で挽かれて液状になったのを沼に捨てられて腐ったヘドロになってメタンガスとして醗酵して死にたい。
あわよくば伊達に横っ面殴られて罵倒されて罵られて頭踏みつけられて悶絶死したい。
どうもー!
もはや恒例となった死にたがり発病でース!
自分はきっと戦国時代では伊達の下僕だったと信じて生きるのが最近。
あっはっは、更新してなくてごめん。
今日更新しなかったらもう明日明後日バイトだから月曜まで更新できないのにねー!
あっはっは、本当に死ねばいいのに、私なんて。
学校の時間割もまだ組めてないよー。
今回はオールで昼からにしようか悩み中。
でも朝から昼まで行って夜遊ぶってのもいいよね!
クラス分け最悪だった、あっはっはー!死にたいなー!!
…うん、死ねればいいのに。
と、ゆーわけで、今日も今日とてBASARAの続き。
昨日の続き。
此間の支離滅裂よりも、しっくりくるからこっちベースで行こう。
それより伊達ってどんなキャラ(^ω^)??
数えで19ってことは、まだまだガキンチョと勝手にガキ扱いしてるせいでものっそいうちの伊達ふわふわしてるんだけど!
さて、そろそろ伊達サイドを書きたいな。おっふぅ!やる気出てきた!
私は城住まいとなった。
場所がどこかはわからないが、外の景色が綺麗だから高い場所だと思う。
そして、軽く軟禁されている。
別に足枷がつけられているわけでも、体を縛られているわけでもない。
けれども部屋から出るなと言われているので出られない。
一日に二回、食事が運ばれてくる以外は何もない。
一人でこの部屋に閉じ込められて、もう一週間になる。
ぶっちゃけると一日二回の食事では腹が減るし、運動できないのは辛い。
少しでいいから歩きたい。
一週間の間で随分と足が細くなった。これは筋肉が衰えて脂肪に変わっただけだから、まぁ複雑な気分だ。
やることがないので、暇があれば歌を歌っている。
格子の嵌った窓から外の風景と空を見ながら、ラプンツェルみたいだ、髪でも伸ばしてみようか、と呑気なことを考えている。
歌に飽きたら、声に出して独り言を唱える。
すごく寂しい人みたい、と思うが実際その通りなので、大分寂しい気分になった。
寂しい気分を紛らわせるために、自分自身に言い聞かせるように物語を語り出してみた。
「ラプンツェル…王子がラプンツェルに一目ぼれして、ラプンツェルも王子に一目ぼれして、王子が迎えに来てくれるように髪を伸ばして、その髪を王子がよじ登ってきたって話だったような?」
仔細は知らないが、確かそんなような話だったような気がする。
髪をそこまで伸ばすのには一体どれだけの時間がかかるんだろう。
きっと長い時間かかるだろうから、その間王子はおとなしく待っていたんだろうか。
まぁ物語だから細かいことは無視しても、髪をのぼるのは痛いだろう。
のぼりきって無事お姫様と会うことができたとして、降りるのはどうしたんだろうか。
まかさ飛び降り?だったら最初からお姫様に飛び降りてもらって、王子が受け止めれば話は早いんじゃなかろうか。
いやいや、それ以前に梯子もってこいよ。あるいは階段建設しろよ、王子なら。
「私なら自分の力でのぼってこれない王子様なんて嫌だ。お姫様は、きっと奥ゆかしくて優しい人なんだ」
そして二人のその後を考えて、きっと王子が他の女に靡いてラプンツェルが愛想を尽かして髪を短く切ってまたあの塔に籠るんだ。
と、物語を終わらせた。
王子様…、ここは戦国時代のようだから、殿様とかがきっとそれにあたるんだろう。
私をここに住まわせている伊達も、若いながら一国一城の主らしい。
生活の保障はされているが、このまま老いてゆくのはあまりにも暇な人生だ。
けれども逃れるすべを知らないので、このまま堕落した毎日を過ごすしかないのか。
「せめてDSとかPSPとかパソコンとか小説とかテレビとかウォークマンとかあれば、マシだったのに」
PSPは持ってないけど、DSはこの世界に来る直前1ヶ月の長旅に出る予定だったから、大量の荷物の中に入っている。
ソフトも、充電器も入っているけれど電気がないこの世界では意味がない。
パソコンも小型のノートパソコンが入ってる、ウォークマンも入ってる、テレビは携帯のワンセグがあるが、電波もくそもないので意味がない。
小説はもう読み飽きた。今なら全部暗記してしまっているかもしれない、というのは大げさだが、それくらいの回数を読んだ。
家族や現世を思うのも、やめた。
さぞ嘆き悲しんでいると思うが、下手をすれば捜索願を出されているかもしれない、さすがにそれは恥ずかしいが、もういい。
家族にも、友達にも、会社にも悪いと思うが、もう諦めた。
戻れるかもしれないなんて言う甘い希望は諦めた。
もとより現世に未練はない、未練を残すほど執着を持っていない。
だから、だから。
「悲しくない。けど、まだ涙が出るほどには懐かしい」
髪を伸ばせば王子様が迎えにきてあの世界に連れて帰ってくれるなら、いくらでも伸ばすのに。
2009/04/03
城での生活は、非常に堕落したものだった。
誰も起こしに来たりしないから、好きなだけ寝てる。
気付けば昼まで寝ているなんてザラデ、最初は朝から来ていたお手伝いの人は、来る時間を遅らせて今では確実に私が起きているお昼ごろに来るようになった。
その反動として、夜は深夜まで起きている。
フリーターとして時給がいいからと深夜のバイトや派遣ばかりしていた名残らしい。
所謂昼夜逆転生活。
まぁ、今は朝も夜も関係ない生活をしているからどうでもいいけど。
ふと目が覚めると、やっぱり明るかった。
電気がない暮らしなので、明るい=昼ということになる。
まだ起きぬけでぼんやりしているので、寝返りをうって目を閉じた。
ぼんやりするのは、寝すぎたからか。
そろそろ、起きようか。
頭をなでられた。
「なんぞっ!」
「うぉ!」
…伊達が、いた。
あー、あー、ちょーまってー、じょーきょーせーりする。
ん、おっけ。
「公…大変失礼いたしました。まさか公がいらしてるとはつゆ知らず」
「Ah-, いい、具合が悪いなら寝とけ」
「そんな、とんでもございません。お恥ずかしいところをお見せしてしまいました」
さっと肌蹴ているであろう寝巻の前を合わせる。
そして手櫛で爆発しているであろうショートヘアーを撫でつけ、あ、そういえばなんで伊達がこの部屋に?伊達に座布団を差し出した。
「このような姿で失礼いたします。して、公、いかがなされました?」
「茶でもどうかと思ってきたんだが、具合でもわりぃのか?」
「公に心配していただくほどのことではございません。そうですね、あえて言うならサボり病ですか」
「サボり?」
「ぐうたら病という事です。日々公務に励んでいらっしゃる公や、この色の方々に恥ずかしくて顔見せできません」
おほほ、と優雅に笑えば間の抜けた伊達の顔。
あー、心配してくれたんだ?ごめんごめん、あっはっはー。
でもね、女の部屋に勝手に入ってくるのはどうかと思うよ。
「公にはいらぬ心配おかけしたようですね、申し訳ございませんでした」
「お前なぁ…きちんとmorningに起きろ」
「そうですね、もう少し早く起きてみるよう努力いたします」
2009/04/03
しばらくして、ちょこちょこと伊達が部屋に顔をのぞかせるようになった。
最初に貰ったのは、傷薬だった。
有難う存じます、と受け取った。
おそらく伊達の傷を引き受けたのであろう打ち身とか切り傷が痛いから、有り難く貰った。
けど、薬は本物の薬だろうか?
正直な話、昔の薬なんざ何が入ってるかわかったもんじゃない。
傷口に塗り込むタイプは怖くてぬれない。
シップだけありがたく貼らせてもらってる。
次は幾らか日が空いて、茶菓子を貰った。
せっかくですから公もお召し上がりください、と言ったら、女中さんが白湯を持ってきた。
他にも他にも、伊達はここに来る時は何かしら手土産を持ってくる。
そんな気ぃ使わなくていいのにな。
でも、持ってくるなら本持ってくるか、外に連れ出してくれればいいのに。
「若紫、歌え」
伊達は私の部屋に来ると、歌を強要する。
まぁ、暇つぶしになるからいいんだけどね。
歌い終わると伊達は、やっと口を開く。
今の歌はテンポが遅くてイマイチだとか、もっと早く歌えだとか、今度はこないだ歌った歌を歌えだとか。
「公、少しお顔の色が優れないようですが、大事ありませんでしょうか」
「Ha! No progrem ちぃとばかし仕事がたまってるだけだ」
「でしたらここでしばらくお休みくださいませ。ここは何の喧騒も聞こえない、静かな場所でございます」
布団を敷こうとしたら、座れと言われたので正座。
あぁ嫌な予感が、と案の定膝枕を強制的にやらされ、尚且つ子守唄まで歌わされる羽目になった。
こうなりゃさっさと寝てもらうが吉と読んで、歌いながらぽんぽん撫でてやる。
しばらくする頃には舟を漕いでいた。
膝枕は足がしびれるし頭重たいし動けないしでいいことないけど、まぁどうせやることがないからいいか。
伊達が眠った後も、私は静かな曲を歌い続けた。
2009/04/03
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