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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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ふーふーふー

本当になんで死んでないのか不思議なのですが。
えーっと、とりあえずなんで生きてるんだろう。

あらー、フライング五月病かしらねぇ、というくらい鬱なのですが^ω^
今日中に時間割くんじゃお…。
学校が始まったらどうなるんだろ。今より忙しくなる…にきまってるか。
まぁ時間割の組み方次第ってとこかなー。
早く時間割組んで教科書買わなきゃ。
ルーズリーフとか足りるかな。



はー、鬱よりいっそ躁にかかれっつー話でース!
んにゃ、私の基本はきっと躁だと信じてる。
暗い話はここまでにして、バイト月曜もはいっちゃったー、あはー。
更新無理だわ、ごめんねー。
bambolaとユーレイ!大分更新できるんだけどなぁ…、時間が。



以下、続々BASARA。





 

 


その日の訪問者は、知らない人だった。
ぼけーっと歌いながら外を見ていたら、外から物音が。
そっちを見てみると、慌てて隠れる人影が。
伊達とご飯を運んでくれる人以外誰も来なかったから、驚いた。
けど、他の人に会うのは久しぶりだったから嬉しかった。
だから私は気付かないふりをして、歌い続けた。
一曲歌い終わると、その人は消えた。つまんない。
けど、次の日の同じ時間帯にまた、たぶん同じ人が現れた。
また私は気付かないふりをして歌を歌ってあげた。

しばらくそんなことが続いて、私はついにその人に声をかけた。

 

「こんにちわ。甘味を用意していただいたので、こちらで召し上がりませんか?」

 

そう、ご飯の人に言って、お団子を用意してもらった。
いや、他に思いつかなかったから、餌付けかなと。
最初は渋ってた外の人も、二回ほどどうですか?と聞くとやっと顔を見せた。
想像通りその容姿は幼くて、人懐っこいものだった。

 

「なんだー、見つかってたの?」

「うふふ、実は後ろに目があるんですよ」

「え、うそっ!」

「はい、嘘でございます」

 

やべー、ずっと暇してたから他人をおちょくりたくて仕方ない。
立場的にそういうことしちゃ悪いんだろうけど、いいじゃん、どうせ誰も見てないし。
この子いい子っぽいし。

 

「ねぇ、あんた誰?」

「若紫にございます」

「俺、成実。若紫は綺麗な歌を歌うね。なんて歌?聞いたことない」

「あれは私の独創歌です。ご存知ないのも無理ないかと」

「ほんと?すげー!!」

「嘘でございます」

 

にっこり。
…正直な子供を騙すことほど楽しいものはない。
あぁぁ、楽しい。

 

「さ、団子をおあがりなさいませ。こちらの美味は誠にございますれば」

「もらうもらうー。いやー、梵が女の人を閉じ込めてるって聞いたからさー、見にきちった」

「梵?」

「あぁ、政宗のこと。俺梵と昔から一緒にいるからさ、幾らか気安いんだよね。小十郎には城内の風紀が乱れる!とかよく怒られるけど」

 

黙々と団子を食らう若造。もとい成実。
うーん、この自由奔放加減、もしかして成実の位も高いんじゃね?
なんたって伊達を梵呼ばわりだからねー。
失敗したかな、まぁいいや。
みたところ可愛いガキンチョだし、遊んでやろう。

暫く世間話に花を咲かせ、私が成実をからかって遊んだ。
どうやら城内で私の存在は噂になってるらしく、いわくどこかのお姫様を伊達が攫ってきたのだの、いわく伊達のいい人だとか、いわく幽霊だの、そこらへん。
んー、遠からず近からずってとこかな。

 

「でー、若紫は本当は何者?」

「月から参りましたかぐや姫にございます」

「はい、嘘ー!それくらいは見抜けるようになったもんね」

「あら、一本取られてしまいました。そうですね、では内緒ですよ?」

「おう!」

 

「実は私、この世界のものではないのです」

 

また嘘ー!と成実は拗ねたけど、これ本当のことなんだよね。
過去の世界とかタイムトラベルとか言うけどさ、ある種別世界じゃない?
だって今まで暮らしてきた常識とか知識とか通用しないんだよ?
別世界もいいとこじゃん。
あー、またなんか落ち込んできた。

 

「じゃあさ、若紫はなんでこの城に幽閉されてんの?」

「…どうして、でしょうね」

「嫌だったら、俺が梵に頼んでやってもいーよ?」

「いいえ、別に構わないのです」

「なんで?梵が好きなの?」

「どこで何をしていても、何も変わりませんから」

 

 

 

 

2009/04/04

 

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