KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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「とりだ!でかっ!あおっ!!!」
甲板に影が差したので空を仰ぎ見ると、大きな鳥がモビー・ディック号の上を旋回していた。
青くて大きな鳥に、コトリはよしと唇を舐める。
マストによじ登って、気配を消して、そっとそっと近づいて、手に持った袋を構える。
ギリギリまで近づいたら、あとは飛びつくだけだ。
「うぉりゃー!!とったぁぁぁーーーー!!!!
一気に鳥に飛びかかって、頭に袋をかぶせる。
鳥は一瞬のことで大暴れしたが、がっちりとコトリがしがみついているので羽ばたくことができない。
自然の摂理に従い、鳥とコトリは落ちて行った。
鳥にしがみついているコトリはいつものように着地できるわけもなく、痛みを覚悟していたのだが、
「おっまえ何やってんだ?つかそれ…」
サッチが受け止めてくれた。
サッチはコトリが捕まえた鳥を凝視し、若干ひきつった。
そんなサッチの気も知らず、コトリは嬉しそうに鳥をサッチに差し出す。
「サッチ!とりつかまえた!!」
「鳥ってかそりゃぁ」
「きょうはやきとり!!!!!」
言った瞬間、鳥が盛大に大暴れした。
頭に袋をかぶせられているし、コトリが未だしっかりと捕まえているので鳥は逃げられない。
けれど、急に暴れ出した鳥にコトリが怒る。
「あ、こら、うごくな!」
コトリが懐からだしたくないで鳥の息の根を止めようとしたところで、サッチが止めた。
「コトリ、この鳥は食えねぇよ」
「え、なんで?これまずい?このとりだめ?おいしくない?」
「美味い不味いよりも、これはマルコだ」
「マルコはにんげん?」
「悪魔の実つってな、マルコは鳥になれんだよ」
「なるほどわからん!」
「お前ってほんっとうにバカだなぁ」
サッチは鳥とコトリを離し、鳥の頭にかぶせられた袋を取ると、あからさまに不機嫌そうな鳥が顔を現した。
鳥はばさりと一度羽をはばたかせると、すっくと立ち上がるとコトリのおでこをつっついた。
「あいた!?はらたつとりだな!サッチ、これほんとにマルコ!?」
「そうだよい」
「ぎゃーーーーーーーーーー!!!!!!!とりがしゃべったああぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」
2010/10/15
この続きどうしようか迷っていたら、いつのまにか忘れてました。
たぶん新しく書き直す…かなぁ?もしかしたら貧乏性が祟ってリサイクルするかも。
野生児主人公なので、生き物見たら食べようと捕獲します。
ほら、昔の暮らしが貧しかったから…食べられるときに食べとこうと言う…。うん。
ちなみに不死鳥マルコはわりかしでかいのを想像してるので、すっくと首を伸ばして立ちあがった時の大きさは>主人公だと勝手に想像。なのでくちばしで主人公のでこをつんつんつっつけばいい。
この後人間に戻ったマルコに、しばらく怯える主人公。
マルコは妖怪か物の怪か!?とマジでビビる主人公と、鳥はそんなに駄目か?と落ち込むマルコでした。
はっはー!ずっといちゃこらしてるから、偶には逃げられるといいんだ!!
個人的にはあれです、マルコと主人公は常にいちゃついてると思います。
あれ、甘くない?そうでもないって?そうかー。
でも本人たちは普通にしてても、周りからはべったべたにいちゃついてるように見えてたらいいというのが理想。
特に青年期編。
子時代マルコが膝に乗っけたり背中にくっつけたまま咎めもしなかったので、大きくなってからもそれが普通だと思ってる感じ。マルコも主人公のことをまだまだ子供だと思ってるから止めない。
そんな二人を周りから見たら、おいおい仲良すぎだろあれ…。ってなってたらいい。
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