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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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あーはん?

死ぬる…orz
色んな意味で死ぬ。

がっこ授業一つ取り間違えた\(^о^)/
あれ都市専攻だけじゃんww
心理とりなおそ…、授業一回休んだことになるのか…、まぁ、それくらいなんとかなる。

BASARAが熱すぎるwwww
もう前世は伊達お付き合ってたという妄想で日々にやけてる(^ω^)
全力でキモい、自分www
そして佐助も好きです、最近風魔もよろしいと感じ始めた。



以下、最近続いてるBASARA連載。
前回更新分で、たぶん、また一区切りついたはず、なので、また新章。
その名も風魔編www
あかん、昨日今日で風魔にはまったことが完全にばれる\(^о^)/
夢主にどうしても忍を持たせたいんだ、ごめん。
 

3話ほど連続で。
時間軸としては、夢主が片倉さんとも打ち解けて、伊達が自分に恋する初々しい奴よのう、とからかって遊べるくらい奥州に慣れたころのお話。

 

 

偶々、本当に偶々だった。
その日私は珍しく外出を許された。
もちろん、片倉さんという護衛付きで。

その日は朝から雨が降っていた。
傘をさして、人気のない森へ向かった。
森は、なんとなく行ってみたかったから。
現代じゃ、こうも見事な森はなかなか見れない。
雨だし、しっとりとした大自然と触れ合おうと思っただけ。

いつの間にか、片倉さんがそばからいなくなっていた。
あれ、と思っても、別に一人で歩くのも好きだし、いいか、と思って歩き続けた。
ざくざく、ざくざく。
雨の森は静かで、なんだか楽しい。
トトロでも出ないかな。
コダマでもいいな。

 

「……あ」

 

なんて、ジブリっぽいものとの遭遇を期待していたら、まさか人に出会った。
大きな木の洞に、でーんと寝っ転がって。
怪我してるのかな、なんか、雰囲気的に死にそうな感じがする。
そのままほっておくのもアレだから、とりあえず近づいてみた。

 

「ねぇ、大丈夫?」

「…………………………」

「怪我してるけど、平気?」

 

死んでは、いないと思うんだけどなぁ。
反応なし。

 

「ねぇ、このままだったら死んじゃうかもよ」

「…………死ねば、良いのだ」

 

あ、答えてくれた。
良かった、やっぱ生きてんじゃん。

 

「死なないでよ。私、人が死ぬの嫌いだから」

「……俺は、主を失い見苦しくも落ち延びた。こんな俺なぞ、死ねばいい」

「だから、死なないでってば。私だって、生きたくないのに生きてるんだから」

「…俺はもう、生きる意味も資格もない」

「じゃあ、死ぬ資格もないよ。私が許さない。生きる意味なんか、別にいらないし」

 

この人きっと、こないだの戦で負けた人なんだろーな。
ぼちぼちに偉い人で、殿様に仕えてたんだけど殿様が死んじゃって、この人だけ生き残って。
なんで、この時代の人って上の人が死んだら自分も死にたがるんだろう。わかんない。
ぼたぼた、傘に雨があたる。

 

「ねぇ、生きなよ。死ぬなんて、ずるい。私が生きてるくらいだから、あなたも生きなよ」

「………………………」

「ほら、手当てしたげるから。ここで私が見捨てたら、私が殺したみたいで気分悪いし」

「………………………」

「生きなよ。せめて、私が見てる範囲で死なないで。てゆーか、一人で死ぬな、羨ましい。私なんか、死にたくても死ぬ勇気がないのに」

 

なんとなく、手を握る。
ほら、手って生命エネルギーがあふれててつなぐと元気が出るとか聞いたことあるし。

 

「…ならば」

「うん」

「ならばお前が俺の生きる意味となってくれるか」

「んー、邪魔になんないんなら、いいよ」

 

今お城に住んでるから、何もしてあげれないけど。

 

「かまわぬ。俺は、そういうのは得意だ」

「ふうん?まぁいいや、死なないんなら、いいよ。一人だけ死ぬなんて、ずるい」

「俺はこれより、お前に尽くそう。名は」

「は?尽くすってなに。ついてこられてもお城に住んでるからついてこられないよ?」

 

ちょっと、この人どっかで適当に、私のことを「命を救ってくれた恩人だー、感謝して生きねば」とか思いながらどっかの村で細々と生きるんじゃなかったの?
さっき、迷惑掛けないって約束したばっかじゃん。
めんどくさいなぁ。

 

「得意だ、と言っただろう。俺は忍だ」

「私の住んでるお城にも、忍者はいるよ。見つかったら、それこそ殺されちゃう」

「案ずるな、俺は負けぬ」

「……戦で負けたばっかじゃないの?」

「もう、負けぬ。これから再度、生きるのだ」

「まぁいいや。いや、よくない。お城の忍者に見つからないように生活できんの?」

「それが俺の日常。そんじょそこいらの忍には引けを取らん」

「……見つかっても、かばってあげられないかもしれないよ」

「迷惑はかけぬと誓おう」

 

めんどくさくなった。
本当にめんどくさいことになった。

 

「………どーしても、ついてくるの?」

「お前に尽くすと、誓った」

「許した覚えはないけどね。まぁ、いーや。うん、許したげる。ついておいでよ」

 

それでも、

 

「名前は?」

「風魔。 風魔、小太郎」

「私の名前は…そうだな……誰にも言わない?」

「それを望むのなら」

「じゃあ、教えたげる。誰にも言ったことないんだけどね、なんか、君ならいーかなって。私の名前、桐埼啓ってゆーの」

「桐埼、啓」

「うん。啓でいーよ。これからよろしくね、風魔さん」

 

人の命を救えたから、まぁ、よしですよ。

 

 

 

 

 

 

忘れてたけど、その後森で迷子になってた私を片倉さんが見つけて、大目玉食らいました。
風魔くんは、どこかへ消えてた。
2009/04/12

 

 

 

 


「こたー、」

 

しゅたっ
っと、どこからともなく、素晴らしいほど忍者っぽい登場をしてくれるこたこと風魔小太郎。
どーやらこいつはかなり無口なほうで、必要以上最低限、喋らない。

 

「ご飯、用意してもらった。一緒に食べよ」

「……………………………」

「いーの、ほら、せっかく用意してもらったんだから。いただきますするよ」

「……………………………」

「いいから座る、ほら、ちゃんと」

 

そして、意外にビビりである。
なんだ、こいつは外で立派な忍者としてやっていけてるのか?
こうしてご飯を食べようと誘っても、なにかしらおどおどして挙動不審だ。

 

「はい、手を合わせて、いただきます」

「…………………………」

「いただきます、言いなさい」

「………………………」

「言いなさい」

「……………イタダキマス」

「よし」

 

……こんなんで、外でやってけてるのか?
うちの弟でも、こんな手間かからなかったのに。
…心配性のお姉ちゃんか、母親にでもなった気分だわ。

 

 

 

2009/04/13

 

 

 

 

 

「風魔、にございまするか?」

「Yes, 伝説の忍だ」

 

風魔、…あぁ、どっかで聞いたと思ったら、小太郎の苗字か。
はぁー、よその風魔さんったら伝説になるくらいすごいのねぇ。うちのとは大違い。

 

「小田原が落ちた時、武田のおっさんにやられたと聞いたが、死体が出てこねぇ」

「忍にございますれば、己の死体を晒すまいと自決したのやもしれませんね」

 

私の膝の上でだらけてる伊達。
その頭を猫をなでるがごとく撫でてると、ふと小太郎と出会った時のことを思い出した。
…小太郎は、迷子にでもなって崖から落ちて命からがらあんなところに避難したに違いない。

 

「shit 上手く捕えて黒脛巾にしてやろうと思ったんだがな」

「ご安心なさいませ。今のままでも十分ではございませんか」

「だが、風魔となれば格が違う」

「同じ風魔でもピンキリがございます」

「いや、風魔と名乗ることができるのは、最強の忍のみだ」

「……はぁ」

 

どうにも、ぴんとこない。
小太郎は風魔だけど、こう、見ていてこちらが面倒を見なくては、と思うほどだ。
そりゃぁ、呼べばいつでもどこでもやってくるけれども。
なんでも願いをかなえてくれるけれども。
気配を一切感じさせず、尚且つこの城の誰にもバレることなくこうして暮らしているけれども。

それでも、どうにも日常生活が不自由な気がする。

 

「なんだ、まるで風魔を知っているような口ぶりだな」

「そうですね、存外わたくしは風魔らしからぬ風魔を知っているのやもしれませぬ」

「男か?」

「殿方ですね。以前遠出を許可していただいた時に、そのような話を耳にいたしましたの」

「Ha, It's jealous!! What do you think him」(妬けるじゃねーか、そいつをどう思う)

「so...I think child him」

 

 

 

 

わたくしは彼を、子供のようだと思いますわ
(英語は堪忍したってください。間違ってるの承知です)
2009/04/13
 

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