
KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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先日のサルヴァちゃんを少しだけ文字にしてみた。
オーマガの2巻vs館長あたり?
ついでに、名前をサルワ→サルヴァに変えました。語呂のカッコよさのみの変化(笑)
「サルヴァ」
「はいはい、お呼びかい」
ずるり、と。空間が裂けた。
裂けたというよりは、溢れ出したの表記が正しいだろうか。
ごぼりと液体のようなものが零れる。
隙間から見えた中は黒い、液体は透明で部屋の風景をゆがめて映す。
そして。
子供がぬるりと現れた。
「ふむ、ふむふむふむ、どうせ坊が悪さしたのだろう。坊、謝れ」
「サルヴァ、こいつらを始末しろ」
「坊自慢の僕はどうした。あぁ彼らがやられてしまったからこそ余が呼ばれたのか、成程坊は一人では何もできないからな」
「サルヴァ」
「何度も呼ばずとも聞こえておるさ。それより余の言葉は届いているか?謝れ、と言ったはずなのだがな」
半壊した館長室。
ヒトと、ヒト為らざるものと、ヒトの輪から外されたもの。
三者三様いる中で、サルヴァの声が一際響く。
異質な空間から現れたサルヴァは椎名と伊佐奈の間に立ち、まるで動物園側の見方であるかのように伊佐奈を説く。
「坊、人間の世界では誘拐は犯罪だ。刑法その他の刑罰法規に規定する犯罪構成要件に該当する有責かつ違法な行為だ。謝るべきだと余は思うぞ」
「そうじゃ!イガラシ返せ!!」
「ほれ、あちらもわざわざお出でになっているんだ、早々に謝って返すといい」
「サルヴァ!」
いい加減サルヴァの行動にしびれを切らしたのか、伊佐奈の声が怒気を孕む。
やれやれといった様子でサルヴァは肩をすくめると、くるりと回り椎名らの方へと向き直った。
「坊がすまないね。けれども坊が拗ねると厄介だ、余は坊のご機嫌取りをするとしようか」
「なに、殺しはしない。安心するといい」
「永遠の魔導師、サルヴァ・ルドラ。咫尺を許す」
2012/06/30
性格が非常に悪いサルヴァちゃん。
永遠の魔導師の名の通り、永遠を操る魔女(?)性別不明なので、魔女というよりは魔法使いの表記が正しい。
魔法を自分自身に掛けて永遠の生を手に入れているので、齢千程度。
自称神様。
というか、司祭の子供として生まれ祀られていたので、あながち間違ってない。
その後祀りごとで色々あって、国が滅びるか殺されるかなんかしたんじゃないかな。
色々悟ったので子供の姿で好き勝手生きることを決意。
ただし性格はねじ切れた。
某学校の誘いは興味ないのでお断り(どころか手ひどく使者をおっぱらった)
なので、実力的には5年生ですが関係なし。
ちなみに100年の魔女、魔リオちゃん共に学校側からの勧誘で入学。
その世界の秩序が乱れかねない魔力だったので、制御する術を教えようという名目。魂胆は強力な手札をとっておきたい。学校側は世界の秩序を守るために色々働いている様子。
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