KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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魔女xシャルメラさんxマギというコラボにも程がある感じだよ!
シャルメラさんは友情出演(文字通り)byうろ
「おーいアキラ、お前の友人が来ていたぞ」
「あら、誰ですか?」
「金髪で紫の魔女だ」
「あぁ、シャルメラですね。結婚式に呼んだの覚えてます?」
「あんだけど派手にやらかして覚えてない方が無理な話だろう」
「だったら名前も覚えてくださいよ」
揺り椅子に座り、ゆらゆら揺れつつ古書を読んでいたアキラが顔をあげずに言う。
「で、何の用でした?というか、もう帰ったんですか?」
「俺に用があったらしい。言う事言って帰ったよ」
「シャルメラが貴方に?珍しい事もあるもんですね」
シャルメラは人間嫌いだ。(それと単に人見知りなのだということも最近分かってきた)
魔女であると言う事にプライドを持ち、逆に魔力をもたない人間を下等種族と見下す。
シンドバッドは人間として破格と呼べる魔力は持っているが、純粋な魔女であるアキラとシャルメラは魔女の中でも規格外なので比べると劣る。
だから、普段なら例え魔力をもっていようと人間であるシンドバッドの元へ現れるはずがないのだ。
アキラはようやく古書から顔をあげ、シンドバッドを見る。
シンドバットはどこか楽しそうに笑っている。
「お前を不幸にしたら許さない、と言われた。すぐに帰ったよ。アキラは本当にみんなから好かれているな」
うふふ、とアキラは笑った。
口ではなんやかんや言いつつも、自分を思ってくれているシャルメラが好きだ。
ツンデレ上等、僅かなデレを理解してやろうじゃないかと思う。
結婚式に来てくれただけで十分だと思っていたが、まさかすぎるサプライズだ。
「このままだと俺は一体何人に刺されるんだろうな」
「あら、わたくし不幸にされるんですか?」
「まさか。苦楽を共にすることはあるが、俺と共にいる限り不幸にはさせないさ」
「だったら背後を気にする生活は来ませんよ」
実はシンドバッドにこういった警告がくるのは初めてではない。
アキラの忠実な下僕であり半身である眷族の刃墨なんかは、過去本気でシンドバッドを襲っていた。
ジャーファルやその他八人将が出る大騒ぎとなったが、シンドバッドは無事だった。
他にもアキラの家族同然のペットである動物らも、アキラを悲しませるような事があれば許さない、とシンドバッドに宣言している。
「アキラは本当に愛されているな」
「人望ですね。嬉しい事です」
「羨ましい事だ」
「人望で国をつくった人が何を仰いますやら」
「ま、刺されないよう頑張ってください」
シャルメラさん再び。
ついでに下僕とアニマル組も登場。
下僕と八人将のお話はそのうち書きたい。下僕は本当に魔女命なので、たまに暴走します。ですが基本的には魔女の意思を尊重するので、王さまを襲う理由はそれなりにあるはずです。
アニマル組では黄色い猫のカザリが結婚に猛反対。魔女が盗られる!と思ったそうです。青いペンギンのメズールも最初は猛反対だったのですが、魔女がママ、王さまがパパ、自分が子供、という発想にいたり、素敵な家族だわ!と結婚に賛成。王さまの事をパパと呼び慕ってますが、態度は横柄。あくまで魔女>王さま。緑のトカゲと灰色のサイは魔女が選んだ道なら良いんじゃないかという考え。追加で、赤い鳥は結婚とかよくわからずとにかく魔女にべったり。紫の恐竜は魔女の傍に入れたらそれで良いので、よく足元でまるまってる。そんな感じのアニマル組。
魔女側の話ばかり書いているので、そのうち王さまサイドも書きたい。
八人将編書きたい。
アニマル組の日常も書きたい。
マギ知らないと言うお声をちらほらいただくので、簡単に世界観説明。
世界観:アラビアン
迷宮というダンジョンがあって、それを攻略するとジン(精霊)を入手できる。
ジンを扱う為には魔力が必要で、通常は一人のジンと契約。大体一人のジンを操るのがやっとの魔力。
王さまは異例中の異例、7人のジンと契約することができるほど魔力が多い人。
もちろん魔法使いも存在する。けど、魔法使いとジンの契約は別物。むしろ、魔法使いは契約できない。
魔法使いは精霊的な何かに命令を下して魔法を使う。魔女っ子の魔法の原理とは根本的に違う。
これくらい。
実は王さま魔力もちの凄い人だったと言うオチ。
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