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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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はるかなレシーブ面白かったんだよ…!!!

男子バレーの試合見に行きたいなぁと考えてたら、去年ビーチバレーの試合男女とも見た事を思い出した。なんで見に行ったんだ?と記憶を遡れば、去年ははるかなレシーブ見てたんだったね!!(女子ビーチバレーアニメ) で、水着なら男子より女子っしょ!って女バレメインで見に行ったんだ…!!思い出したぞ!!いや男子もちょろっと見たけどね。スパイクの力強さすごいなと。女子と全然違うなと思いました。
その頃にはもうハイキューの存在を知ってたのか、それでネタを練った気がしなくもない。しなくもない。思い出した。夢主に「おぅ、インドア。ちょっと表出ろや」みたいなニュアンスの一言を言わせたいがためになんか考えてた。そうだそうだ。


以下、その小ネタ。
デフォルト:瀬野 ツカサ(せの つかさ)





新入部員が入るには季節外れの11月。
いつからいたのか、女子バレーボール部が使用しているスペースの端っこで、一人で壁打ちの練習をしているのを見かけたのがきっかけだった。新入部員なのか、皆と揃いのシャツではない体操服で。4月からの新入部員とも混ざらず、一人で練習をしている女の子。
一度気になってしまってから、暇な時に彼女を探すようになった。毎日部活に顔を出している訳ではないらしい。とりあえず部活に参加しているのか、不真面目な態度に軽く苛立つ。その所為なのか、一人で壁打ちする彼女の近くに指導役らしい人物は誰もいない。先輩や、顧問の先生だって姿が見えない。放置されているのか、一人で練習するその姿が可哀想だと少し思った。
ある日、彼女が他の部員と混ざってレシーブ練習をしていた。やっとその存在を認めてもらえたのかと、よくわからない安心感を得る。けれども、入部以降一人で壁打ちの練習をしていた子がいきなり部員のスパイクを受けるなんて、出来るのだろうか。横目でその姿を追っていたら、なんてことはない。彼女は飛んできたボールをきちんと腕で受けて、綺麗にボール出しの所まで飛ばしていた。

「瀬野さん、バレーできたんだね」

意識の外から声が掛かって、一瞬なんのことかわからなかった。

「ずっと一人で練習してたから、俺も気になってたんだ」
「え、あ。研磨アイツのこと知ってんの?」
「同じクラスだし。ちょっと目立つしね」

どうやら彼女は、瀬野という一つ下の後輩で、研磨と同じクラスらしい。曰く、女バレの隣でやっている我々男バレの連中は、大なり小なり彼女―――瀬野さんのことを気にしていたらしい。その日の部活終わり、部室では彼女の話題が上がっていた。

瀬野さんは相変わらず週に2、3度だけ、バレー部のはしっこで一人練習したり、時々他の部員に混ざってバレーの練習をしている。変わった部活スタイルだな、と思うものの、それが当たり前の日常になっていった。
そういうものなのだと認識してからは、次第と彼女への意識も薄れていく。
彼女の存在に気づいてから数か月、学年が一つ上がり、うちのバレー部にも新入部員が入部した頃。彼女がいてもいなくても特に気にしなくなった矢先、最初と同じように、いつの間にか彼女は部活に来なくなっていた。

2019/04/09




彼女との再会は、予想外と言えば予想外だし、それしかないといえばそれしかなかった。
部活の予定を一つ研磨に伝え忘れていて、携帯は学校に預けてしまっている。仕方なく2年の教室まで出向いたら

「相手の目線とかクセとか。ワンゲームか、それ以上使って観察してる」
「うーん、そこまで頭回るかな…」
「そっちは二人しかいないんだから、無理してまで考える必要はないと思うけど」

研磨と女子が喋っていた。
珍しい事もあるもんだなと思って、廊下から相手の女子を見る。日に焼けて少し黒めの肌、逆に髪は黒ではなくこげ茶。なんだかチャラそうな外見に見えて、ますます研磨との接点が分からない。
これ以上見ていても仕方ないし、いい加減声をかけようとしたら、話していた女子がこちらに気付いた。どうやら俺がバレー部だと知っているらしく、すぐに研磨を寄越してくれた。

「つーわけで、今日の部活の内容はそんな感じ」
「わかった」

伝えたかった事を伝えて、まだ少し時間があったので世間話に切り替える。
友達の少ない研磨にもちゃんと話し相手がいてほっとしたし、それが女子だったのが意外だった。だからちょっと、聞いてみたかった。

「研磨、女子の友達居たんだな」
「友達…?あぁ、瀬野さんのこと?」

瀬野さん。
どこかで聞いた名前な気がしたが、はてどこだったか。ぴんときていない様子を察したのか、研磨が続ける。

「女バレで時々練習してた子だよ。瀬野さんもバレーやってるから、ちょっと相談乗ってただけ」
「あの一人ぼっちちゃんか!」

そこでようやく、瀬野さんが誰なのか思い出した。
数カ月だけ女バレに所属していて、中途半端な時期に辞めた女の子。姿を見なくなってからは思い出す事もなくなり、完全に存在を忘れていた。そういえば、そんなこともあったなと思い出す。
もう一度教室の中の彼女に目をやって、よく見てみる。体育館で見るよりもずっと距離が近いので、はっきりと顔が見えた。あの子が、バレー部を辞めた子。

「バレー部でいじめられてたのかね?」
「え?あぁ、そんな噂流れてたね。瀬野さんは―――

そこでチャイムが鳴ったので、慌てて教室へ帰った。
最後にちょっとだけ瀬野さんを見て、バレーって楽しいのにもったいないなと思った。

2019/04/09




次に彼女を見かけたのは、女バレの練習試合だった。女バレを辞めたはずの彼女がなぜかベンチで試合を見ていて、熱心に監督と話していた。
彼女の隣にはバレー部員か友達なのかはわからないが、仲良さそうに話している女の子がいた。リベロが動く度に何か話し合っていたので、興味があるのだろうか。

女バレの試合が終われば、次は男バレが体育館を使用する番だ。そんな日はネットを張る必要がないので、アップさえしておけばすぐ練習できるので楽だと思う。
なんとなく視線を上にやれば、瀬野さんとさっきの女の子が男バレの練習風景を見ていた。二人の視線を追うと、どうやら研磨を見ているらしい。バレーが好きなのか、研磨が好きなのか。休憩時間にでも、研磨にもう一度瀬野さんの事を聞かなければ。
なんて考えながらもう一度瀬野さんを見ると、ばっちり目があった。無視するのもどうかと思ったので、軽く会釈する。すると向こうも軽く笑って、会釈してくれた。

*

「瀬野さんって、結局なんなわけ?バレー部辞めたんじゃなかった?」

部活後研磨に尋ねると、俺もそれ気になってた、なんて連中がちらほらいて、渦中の人となった研磨は若干煩わしそうだった。

「個人情報だし、言いふらすようなマネあんましたくないんだけど…」
「いやでも、気になるっしょ。仲間外れの元女バレ部員」

「………その誤解は解いといたほうが本人の為だと思うから言うけど、瀬野さんはそもそもバレー部じゃないよ」

そうなの!?と驚く声多数。当然俺もそのうちの一人で。ハァ、と研磨のため息が耳を突く。

「同じバレーでもビーチバレーの方で、オフシーズンは女バレに混ざって練習してるだけ」

だから、仲間外れでもなんでもないし、時々サーブやレシーブの練習に混ざってるんだよ。なんて言葉は、ビーチバレーという単語に浮足立った他の連中にかき消された。

「ビーチバレーって、あれだろ。水着でやるやつ!」
「だから日焼けしてんのか~」
「言われてみれば、練習の時もボール扱うのうまかったもんな」
「え、つーかビーチバレーってビキニじゃん!?」

だから言いたくなかったのに、という研磨の言葉は、たぶん俺の耳にだけ聞こえた。




2019/04/09

区切りがついたのでここまで。
研磨夢でもいい気がしてきたし、なんかもうオチなんてなくていい気がしてきた。こんな感じの何かを書こうと思って、特に膨らまなかったので終わります。

謝っておくと、ハイキューそんな読み込んでないから、研磨くんと黒尾くん以外よくわかってないんだよね…!その研磨くんと黒尾くんですら怪しいけどね!!!リエーフくんとやっくんはなんとなく知ってる…。だから部室での会話とか書きたかったけど、ぶった切ったよ!!もうハイキュー買う?
だからまぁ、黒尾くんのつもりで書いてるけど、ふわっふわしてるよね!!ブログの小ネタだから勘弁してね!!!!!
あと、体育館の部活スペースってどうなってんの?バレーはボール飛んでくからネットで区切るのはわかるんだけど、他にも体育館使う部活あるよね?バスケとかバドとか、他にも。全部の部活が一気に使うわけじゃないだろうし、曜日交代制とか?体育館使えないときはロードワーク?しかも共学だから部活も男女別でしょ?もうわけわかんないよ!!!

以下、こんなことがあるかもしれない小話


「孤爪くん、今度試合あるから見に来てよ。いつもアドバイス貰ってるお礼!」
「え、別にいいよ、そんなの」
「確かにお礼にはなんないかも…。じゃあ、いつも教えてもらってる成果を見に来てよ、かな?」
「それだったら、行くかも。何かこっちも何かヒントになるかもしれないし」
「よっし決まり!気合入れて頑張るね!」

そしてなんやかんや、話を聞きつけた暇なバレー部員で集まって見に行って、別の刺激を受ける彼ら笑 だって、ビーチバレーの水着の面積小さくない?上はゼッケンで隠れるけど、下の面積小さくない???それを前屈みで後ろ手でお尻のちょっと上でサイン出し合うんだよ。色々考えるって!!もちろん、バレーボールの参考にもなるけれども!
思いっきり砂にダイブした後アタック決めて、研磨くんに気付いた夢主が砂まみれの水着姿でにっこり手を振ったら何か考える子いるって…!

「瀬野さん、お疲れ様。これ差し入れ。試合すごかったよ。普通のバレーと結構違うんだね」
「ありがとー!外と中だしね。しかも海だし。って、もしかして後ろの人たちって…」
「ごめん、バレーの試合見に行くって言ったら付いてきちゃった」
「え!やだうっそ、恥ずかしー!!」

ここで水着を恥ずかしがる夢主。水着着るのは平気。お客さんに見られるのも平気。友達の前でも平気。でも、中途半端な知り合いに見られるのは結構恥ずかしい。はわわ、って照れ顔やってそのギャップで男を落とすがよい。
研磨くん夢の少なさから言って研磨くん夢でもいい気がしてきた(2回目)研磨くん、黒尾くん夢のチョイ役ばっかりで…!もう黒尾くん視点の研磨くん夢にでもしとく?

もしも最初に言ったような「は?インドアがビーチバレー舐めてんじゃねェよ」みたいな展開になったとしたら、夢主チームは間違いなくルールの違いを突いた反則で点を取りに来る。卑怯だね!

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