KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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やっぱりパソコンからの更新の方が見やすい、文字打ちやすい。
そんなわけで、今日は木兎くんの小話…手前の小ネタ。
デフォルト:桐崎(きりさき)
大体のことは「うん、いいよ」と返事をする。
だってそこまで嫌なわけじゃないし、そう答えてた方が人間関係も円滑だし。本当に嫌なことは「いや」って言うし、自分の考えだってちゃんとある。だけど、やっぱり「うん、いいよ」は魔法の言葉で、つい唱えてしまう。
「桐崎さん、ちょっと手伝ってくれる」
「うん、いいよ」
「桐崎さん、これお願いできるかな」
「うん、いいよ」
「桐崎さん、ちょっと頼みが」
「うん、いいよ」
ありがと、助かった、なんてお礼を言われれば、悪い気はしない。時々安請け合いしちゃったかなと思うこともあるけれど、私が何とかしたらいいだけだから大した問題じゃない。断って嫌な顔をされたり、文句を言われるよりかよっぽどいい。
「うげ、宿題あんのすっかり忘れてた。えーっと、わりィけど桐崎見してくんね?」
「うん、いいよ」
後ろの席の木兎くんに、英語のノートを貸す。
勉強は嫌いではないし、どちらかと得意の部類に入るから、こういう頼まれごとは多い。どの授業中も眠らずに、マーカーやペンを使ってカラフルに仕上げたノートはちょっとした自信作。字だって丁寧に書いているし、どうぞ見てくださいと言いたくなる。
「うぉっ、なにこれスゲー!」
そうでしょうそうでしょう。
実はこれが、ちょっとした快感。スポーツは苦手だし、人前で何かをするタイプでもない。どちらかと言えば地味な私の小さな自慢。
*(キングクリムゾン!)
「桐崎、好きだ!付き合ってくれ!!」
「う、うん?いいよ」
条件反射って、こわい。
書いてて思った、これ入間くんじゃん。
イイヨしか言わない夢主に木兎さんの不満が募るというお話になったらいいなー。「じゃ、別れる?」って聞かれて、「や、やだ…!」って初めて木兎さんの言うことを拒否。ぱちくり瞬く木兎さんと、「やだ…」ってうつむく夢主ちゃん。「え、ヤなの?何が???」「木兎くんと、別れたくない…」「マジ?」「好きなの」「え、誰が誰を?」「私が!木兎くんを好きなの!!」てっきり流されて仕方なく付き合ってくれてると思ってた木兎さんは青天の霹靂。え、俺のこと好きなの?マジで?しょうがないから付き合ってるだけじゃなくて?え、え?みたいな。もともと夢主のことが好きで告白して、だけど夢主となんか距離ある気がして、このまま振り回すのもカワイソーだと思って別れを切り出した木兎さん。でも、夢主は俺のことが好き、俺も夢主のことが好き、これって「両想いじゃん」やったー!!と喜ぶ木兎さん。フラれると思ってた夢主ちゃんは状況が呑み込めず、まだおろおろ。「なァ!俺のこと好きってもっかい言って!」「ぼ、木兎くんが好き…」「それ本心?ほんとーにそう思ってる?」「うん…」「ッハハ、まじか!まーじーかー!!!」夢主ちゃん抱っこしてくるくる回るほどご機嫌木兎さん。これにてハッピーエンド。
「木兎くん、めっ」
最初何を言われたか理解できない木兎さん。え、もしかして俺怒られた?って感じで周囲を見ると、うんうん頷くその他メンバー。改めて夢主ちゃんに視線を戻すと、こころなし怒っているように見えなくもない。(※何に怒っているかはネタが思いつかないので未定)
「桐崎?」「木兎くん、そういうの、よくないと思う」
やっとこさ怒られてるのを理解して、木兎さんがしょんぼりする反面、言いたいこと言えるようになってきたなぁってにっこりしてたらいい。
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