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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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げっ

自転車○ 食事(ジュース・チョコ)

一ヶ月間これ書き続ける予定。
…学校の課題なのよ。
一か月も書き続けられるのかしら。
そして、痩せれるのかしら(遠い目)

ブログテンプレ変更。
と、同時にカラムに手ブロへのリンク追加。
見事に忍たましか描いてないけどね!
ほとんどあーやばっかだけどな!



以下、不破雷蔵についての考察。
筆記者:鉢屋三郎。
まだ半分程度しか書けていないのですが、若干三郎が可哀そうなことになる予定です。

あれ、最近なんか忍たまばっかじゃね?ww








不破雷蔵についての考察

                          鉢屋三郎

 

雷蔵?雷蔵はいいやつに決まってる。
いつもにこにこ笑ってて、返事は “うん” “わかった” “いいよ” “気にしないで” が常。
嫌なことも辛いことも大変なことも、頼まれれば仕方ないなぁ、って引き受けてしまうような奴だ、雷蔵は。
柔らかな雰囲気と優しい気性、どこまでもお人好しで、誰からも好かれる典型的な “好い奴” だ。
雷蔵は俺が顔を借りても “あれ、もしかして三郎?うわぁ、そっくり、すごいね” と褒めてくれた。
“貌を借りるよ” “うん、いいよ”
たったこれだけのやり取りで、俺は三郎の貌を手に入れることができた。

貌を借りるというのは、その人物に為り替わるということ。
とどのつまり、一時的にその人物を乗っ取るということだと俺は考えてる。
例えば、その人物の顔で盗みをする、誰かに顔を見られる、けれどその顔は貌を借りた人物の顔だ。
結果、盗みを働いたのは俺でなくその人物、ということになる。
俺はなんの危険を冒すこともなく、なおかつ罪を他人に擦り付ける。
人物の貌を借りるということは、その人物に為り換わること、人生を乗っ取ることだと思う。

だから、そんな大切なものを二つ返事でくれた雷蔵は本当にお人好しだ。
泣けてしまうほど、人が良い。
疑問も疑惑も不振も抱くことなく、なんでも了承してしまう。
こんなので本当にやっていけるのか、私欲と悪意の欺瞞の満ちる人の世で生きていけるのか、そう呆れかえってしまったのを覚えている。
けれど、違った。雷蔵は、本当の意味ですべてを受け入れているのだ。
悪意も害意も敵意も恣意も、俗世に溢るる縊濁を、にっこりと受け入れているのだ。
暖簾に腕押し、糠に釘、柳で暮らせ、長いものには巻かれろ、それらが雷蔵の周囲に与える印象だった。

でも、知っている、俺は知っている。
雷蔵は、総てを識っているということを知っている。
魚心あれば水心、情けは人のためならず、雷蔵も聖人君子ではないからな。
色々腹心を持っているということだ。
俺は雷蔵のそんな人らしい一面を見て安堵すると同時に、酷い恐怖を覚えた。

もしかして雷蔵は、俺に顔を貸すことで善からぬ事を企んでいるのではないだろうか。
俺の不安は、徐々に膨らんでいき、不審に変わる。






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