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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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きゅん!

あぁああぁぁぁ、伊達が愛しすぎる\(^о^)/
梵可愛いよ、梵。
もちろん伊達公も好き。
梵は撫でくり回してうざったい顔をしてほしいけど、伊達公には膝カックンして後ろ頭に蹴りいれてそのまま踏みつけたい愛しさがある!

と、言うわけで前回の続きのわけのわからないトリップです。
最早設定があいまい過ぎてわけのわからないお話になってます。
8話くらい連続で。





いきなり伊達の城に拉致られて、歌姫にさせられましたが。
えー、なんか部屋一室もらったしー。
しかも拉致られて早々宴会で歌うお仕事やらされました。
ちゃんと着飾りましたよ、着物お腹苦しい。
お陰で沢山拍手と賛辞と世辞を頂戴いたしました。素直に嬉しい。
それから一週間、私は伊達の城でのんべんだらりと過ごしている。
あまりにも暇すぎるので、時々女中さんの手伝いをしに行くが仕事はもらえない。残念だ。

ぶっちゃけると一人で大きい部屋は寂しい。
宿屋では、他の子たちと相部屋だった。
けど今は。
時々、一人になると無性に人恋しくなる時がある。
現代の友人はどうしているだろうか、親は私が消えたことをどう思っているのだろうか。
きっと、心配してくれている。そう思うと申し訳なさが込み上げてきた。
切なさと、悲しさと、寂しさと、虚しさと、僅かながらの怒り。
自分は何もしていないのに戦国時代へ飛ばされて、何もしていないのに傷ついて。
こんなやりきれないときはカラオケへ行って喉を潰すまで歌うか、不貞寝してしまうのが一番いい。
もちろんこの戦国時代にカラオケがあるわけもないので、消去法で不貞寝に決定する。
すでに女中の人によって敷かれている布団に、この時代の寝巻を着て横になった。

そして、高くて柔らかくない枕をどけて、敷布団に顔をうずめて、声が漏れないよう静かに泣いた。

 

「Hey,Diva 起きてるか」

「……公でございますか?」

 

泣いている途中だというのに来客とは、ついてない。
思う存分泣けば少しは気持ちが落ち着くというのに、それを邪魔するのか。
本来ならば門前払いなのだが、いかんせん相手は一国一城の主だ。蔑にするわけにもいくまい。
幸いこすったりしていないから目は赤くないし、泣き始めたのはつい先ほどだから瞼が腫れていることもない。
若干潤んではいるものの、深呼吸すれば平常心だ。
落ち着いて、伊達の相手をしなければ。

 

「お待ちください、今、襖を開けますので」

 

まさか寝間着姿で迎えるわけにもいかないので、枕もとにかけてあった羽織物を羽織って襖をあける。
すると待っていましたとばかりに部屋に入ってきた。
火打ち石(自前。キャンプに行こうと思ってたから、荷物の中に入ってた) で明かりをともした。
明かりといっても炎の淡い光だからモロに顔が見られることもないだろう。

 

「いかがいたしました、公。子守唄でもお求めですか?」

「Ha!! 男が女の閨に来るのに理由が必要か」

「そう、でしたか」

 

つまり、私を抱きに来た、と。
なんだ、伊達は自分が城に連れてきたからって自分の女だとでも思ってるのか。
馬鹿?一回デートしただけでもう付き合った気分になってる男みたい。
でも、まぁ、ここは戦国時代だし城主は何をしてもいいのか。
招かれているのは私だし、断ってこのあと酷い目に会うのは嫌だ。
落ち込んでいて気乗りがしないけれど、相手をする以外に選択肢はない、のか。
別に生娘じゃないし、構わない。
そうだ、人恋しかったのだからちょうど良いじゃないか。
お互い、慰め合うとしましょうか、伊達。

 

「相手がわたくしで良いのですか?」

「ああ。Divaの声を聞かせろよ」

 

そして私は押し倒された。
伊達の体温が、泣きたくなるくらい温かかった。

 

 

 

 


2009/03/31

 

 

 


毎日女中さんの所に顔を出しているせいか、根負けした女中さんは簡単なお仕事をくれるようになった。
テーブルを拭いたり、箒でごみを掃いたり、ぼちぼち私が役に立つとわかってきたら、お皿洗いとかもさせてもらえるようになった。
いわく「皿を割られちゃかなわない」らしかった。
でも、私に仕事をさせてるのがバレると怒られると思うので、目立ったところのお仕事はさせてもらえなかった。

 

「啓!手が空いたらここをてつだっとくれよ」

「はぁい!」

 

私はここの女中の人が大好きだ。
宿屋の人みたいに気安く接してくれるし、何より「啓」と名前を呼んでくれる。
和気あいあいと世間話をしたり、この城のあの人は性格が悪いとか、イケメンだとか、今度何を仕入れるとか、あの人とあの人がデキてるだとか、あの人はホモだとか、井戸端会議がありえないくらい楽しい。
この時代、ホモはよくあることらしい。
ゴツイ男同士の恋愛事情なんて知りたくもないけど、女中のおばちゃんが面白おかしく聞かせてくれるから楽しくって仕方ない。

 

「啓ちゃん、また歌うたっとくれよ」

「いいよー、何歌う?」

「こないだ教えてくれた奴が、あたしいいなー」

「ヘイル・ホーリー・クイーンね。じゃあ、知ってる人は一緒に歌お」

 

壁に耳あり障子に目あり、この城にお女中さんあり、というくらいこの城のことを網羅している女中さんは、当然私が歌を歌うことを知ってる。
歌ってから始まり、ここの女中さんは教えてくれ、と言い出したのでコーラスを教えてあげた。
…いや、まぁ、この時代歌わないだけでみんな普通に歌えるんだよねー。オネーサン失念してたわ。

 

「♪」

「「「♪♪♪♪♪」」」

 

キレーにね、ハモるのよ、ここの人たち。
若い娘はソプラノ、おばちゃんはメゾ。
やー、みんなすごいね!

 

「綺麗に歌えたねー」

「あたしたちだって、歌姫になれるんじゃないかしら?」

「あははー、なれるなれる、私が歌姫やってるくらいだもん」

「あらー、でも啓は別嬪さんじゃないー!」

「でもオバサンだよねー」

「オホホホホ、自分が十五だからって…!おねーさんとお呼び!!」

 

いいなぁ、ここの人、楽しくって大好き。
伊達の前で歌うのって、肩こるんだよね。こう、始終気を使ってばっかだし、敬語だし。
それに引き替え、みんなで歌うのは楽しいなぁ。

 

「そういえば、啓はいつご側室になるの?」

「…側室って、第二夫人とか愛人のこと?」

「あんた時々わけわかんないこというねぇ。まぁ、そんなもんだよ」

「私はしがない芸者だよ。側室なんて沢山いるでしょ」

「えー、でもだって、政宗様毎夜啓の元に通ってらっしゃるじゃない」

 

きゃー、っと盛り上がる。
恋愛話で盛り上がるのはどこの時代でも一緒だねぇ。
女はいつでもどこでも女か、素晴らしい。

 

「そのうち飽きるよ、歌にも私にも」

 

そうしたら、ここで女中として働きたいなぁ。
なんて言ったらすっごい笑われた。
なーぜーにー。

 

 

 


2009/03/31

 

 

 

「若紫」

 

伊達(いつの間にか呼び捨てになった) は、私が適当に名乗った偽名を呼ぶ。
なんかもー慣れ過ぎちゃって伊達専用のあだ名みたい。
今日も今日とて伊達は私の部屋に来ている。
最近は入り浸り状態だ。
そして伊達の話を聞いて、ヤる。
連日ではないにしろ、頻繁にヤるのは疲れるんだけど、もうこれがある種のお仕事になってるから仕方ない。

 

「なんでございましょう」

「お前、女中に混じって仕事をしているらしいな」

「宿に居たころの習性でしょうか、部屋でおとなしくしているのは性に合わぬようです」

「だったら部屋に誰か呼びつけて世話させたらいいじゃねぇか」

「わたくしは一介の宿屋の娘にございまする。そのような贅沢、とてもとても」

「Doubt お前は本当に嘘をつくな。町娘にしちゃ学がありやがる」

「女将を見て育ちましたから」

 

なんだろう、この時代にきて嘘をつくのがやたら上達したような気がする。
誰かが言ってた、嘘をつくときは少しの真実を加えると本当っぽくなるって。
いや、この場合真実なんか言っちゃいないんだけれども。
ってか、膝枕と正座は慣れてないから足がヤバい。

 

「 “啓” たぁ誰だ」

「さぁ、わたくしも存じ上げません」

「 “若紫” お前は何者だ」

「何者も何も、わたくしはわたくしでございます」

 

んなこと、私のほうが知りたいっての。
気付けば戦国時代に居て、伊達政宗に気に入られて、他人の傷を肩代わりするなんて。
膝の腕寝転がってる伊達の頭をなでる手が止まる。

 

「けど、私の定義ってなに?」

 

うっかり、こぼれてしまった言葉は戻らない。
覆水盆に返らず、これ以上ない失態だ。

 

「失礼いたしまし 「だから俺が聞いてる、 お前は “何だ” と」

「公…」

「いい加減、偽るのをやめたらどうだ。少しは楽になるかもしれねぇぜ」

 

ダメ、流されるな。
甘い言葉に流されたら、どうなるかわかったもんじゃない。
これまで被ってきた仮面を脱ぎ棄てるつもりはない。

 

「うふふ、公はわたくしを過大評価しているに違いありませんわ。わたくしは隠さねばならないものも、偽らなければいけない身の上も、何一つ持ち合わせておりません、ただの女でございます」

 

そうして私は伊達にキスして、無理やり話を終わらせた。
足が痺れて痛くて、やたらに悲鳴をあげた。

 

 

 

 

2009/03/31

 

 

 

 

女中さんのお手伝いしてるところを、怖い人に見つかりました。
そりゃもう、気まずい空気が流れましたよ。
すぐさま別室に連れてかれて、睨みつけられた。
こわー、悪い子として先生に怒られる子供みたいだ、異様な威圧感。

 

「ごめんなさい」

「謝るということは、自分に非があることを認めることだ」

「勝手に出歩いて申し訳ございませんでした」

 

土下座だ、土下座。
怖い相手にはとりあえず謝っとけと言うのが身上だ。
伊達みたいな騒ぐのが好きなガキんちょをあしらうのは得意だけど、怒ってる強面のおっさんの相手を冷静にできるほど、私は肝っ玉がでかくない。

 

「今後出歩くなと言われればおとなしく従います、出て行けと言われても従います、てゆーかなんでもしますので許してください」

 

現代語で失礼。
こんなとき謙譲語や尊敬語、丁寧語を律儀に使ってられるかい。
怒られるのが苦手なんだ、おかーちゃんに怒られるのはまだしも、おとーちゃんに雷落っことされるのは寿命が縮むほどだ。

 

「怒らないでください、怒鳴らないでください、私が悪かったです、全面的に私が悪いです」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「もうしません、二度としません、良い子にしてます」

 

だから許してください。
って言おうとしたら。

 

ぽん

 

「っわああ!!」

 


ただ肩を叩かれただけなのだが、謝ることで頭がいっぱいだったので思いのほか驚いてしまった。
心臓が痛い。脂汗浮かんでるな、これは。

 

「お、おどろいた、おどろいたぁ!拳骨貰ったかと思った!!わーわー、びっくりした!涙出てきたし!」

 

なんだろう、お父さんに小さい頃怒られたトラウマでもあるんだろうか。
それともちょっと悪さを働いて学校の男の先生にこっ酷く叱られた経験でもあるんだろうか。
とにかく、強面の男の人に怒られるのは苦手だ、苦手、苦手すぎる。

 

「わぁ!す、すみません!!片倉様の御前でこのような失態…まことに申し訳ございませんでした」

「若紫…だよな?」

「えぇと、はい、大分挙動不審な若紫です…。ほとんど素の若紫です」

 

なんかものすごーく気まずい雰囲気が。
心臓がどっきどっきなのですが。
伊達と非常に仲の良いこの片倉さんに無礼を働いたら、ひょっとして私もしかしなくても首か?
いやーん。

 

「おい、小十郎はいるか!…若紫?」

「政宗様」

「公」

 

 

 


弱り目に祟り目
2009/04/01

 

 

 

 

 


「Hey, 小十郎。どうして若紫がお前の部屋に居る」

「それは…」

「公、わたくしは片倉様にお叱りを受けていたのでございます」

「なんでまた」

「お恥ずかしながら、わたくしがお女中さん達の足を引っ張っているのが見つかってしまいまして。邪魔をするなと言われていた所なのですよ」

 

ガキンチョの前では、若紫モード全開。
おほほほほ、片倉が驚いてるのがわかるわー。
楽しいなぁ。

 

「It's foolish とりあえず若紫、部屋に下がれ。俺は小十郎と話がある」

「公の仰せのままに。片倉様、失礼いたします」

 

平伏して、そそくさと立ち去らせていただきました。
私はひょっとしたら女優になれるかも知れない。
もしくは、どっかのママとか。

 

 


短いけど、終り。
2009/04/01

 

 

 

 


「What is that?」

「…これはわたくしの荷物でございます」

 

ヤバい、これはヤバいぞ。
伊達の馬鹿が私の旅行セットに目をつけやがった。
着替えとお風呂セットとキャンプグッズと便利道具とか、携帯食とかお菓子とか携帯とか財布とかデジカメとかウォークマンとかDSとかトランプとかUNOとか、とにかく私物が沢山あるんだ。
こればっかりは見られるわけにはいかない。

 

「見たことのねぇ包みだな」

「故郷のもので、異国の商人から譲り受けたものでございます」

「Open it!!」

「……Sorry,I don't 」

「珍しいな、お前がくちごたえか」

「わたくしの私物を公にお見せするのは恥ずかしゅうござります」

 

「命令だ、開けろ」

 

この我儘な糞餓鬼は。
今まで素直に従ってやってたから、偶のことぐらい聞きやがれ。
見せたくないっつったら見せたくないんだよ。

 

「公、わたくしのお願い、聞いていただけませんか」

「その前にこの俺の願いをかなえろ」

「こればかりは、どうかご容赦くださいませ」

「無理だな、俺が決めた」

 

「公」

 

少し困ったように笑えば、向こうが怯んだ。
ははん、所詮こっちが年上よ。

 

「どうかご容赦願いませんか。それ以外では何でも致しますゆえ」

 

最もその時点で、ここの忍者の人に漁られてるなんて知らなかったんだけどね。
Fa●k you!!

 

 

 

2009/04/01

 

 

 

 

「はー、片倉様って公の右腕なんですねぇ。じゃあ、公のお兄さんだ」

 

現在片倉さんの部屋でまったり中。
いやぁ、案外いい人よ、この人。
てゆか、結構いい身分のはずなのに畑耕してるし。
意外と庶民?んなわけないか。

 

「しっかし、お前は本当に猫被るのがうまいな」

「相手はこの城の主でいらっしゃいます。万が一にも失礼があったら大変じゃないですか」

「その心意気は褒めてやる。政宗様はこの奥州の主だからな」

「ほらー。片倉様のその態度も怖かったんですよー。この人の前で公に何かしでかしたら殺される!と思いましたもの」

「はっはっは、相違ねぇ」

 

笑ってるけど、私の感は当たっていたと?
あっはっは、笑えねー。

 

「それにしても、公は一体私をどうなさるおつもりなのでしょう…」

「聞いてねぇのか」

「えぇ。なんたって宿屋から攫われてきましたから」

 

ちらっと嫌みをちらつかせて言えば、そうか、政宗様は何の説明もしていなかったのか、とブツブツ言い始めた。
なんだ、嫌な予感しかしないぞ。

 

「なんでもお前と政宗様は相思相愛らぶらぶかっぷるらしいから、側室にしてやる!とかなんだの申されていたが?」

「……えーと、とどのつまり、私は嫁候補として攫われてきた、と?」

「違うのか?現にお前も受け入れてるじゃねぇか」

 

これは、夜のことを言っているんだろうか、言っているんだろうなぁ。
単に人恋しかったから、なんて言ったらまた怒鳴られそうだ。
えーと、この時代の女の人は奥手だったんだっけ?
現在の乱れた性の中で生きてたからなぁ…。
顔良し、嫌いじゃなし、だったら処女じゃないし別に良かっただけなんだけど…。

 

「あぁ、そうだったんですか。はー、公が私なんかを、ねぇ」

「お前、もしかしてわかってなかったのか?」

「えぇ。てっきり歌い手として攫われてきたと思ってました。そうですか、嫁ですか」

 

じゃあ、お料理とか勉強した方がいいでしょうか?
なんて聞いたら、なんてこった、と片倉さんが盛大な溜息をついた。

 

 

 

2009/04/01

 

 

 

 

 

 

現在私の目の前には、忍者がいる。
忍者だ忍者、本物の忍者。
すごー、伊賀とか風魔とか…滋賀は違うよね。
あれかな、どろろんって消えたりするのかな。

 

「若紫様」

「はい、なんでございましょう?」

「小生、政宗様の命により若紫様を見張っておりました故、かわいこぶっても無駄」

「……貴方、性格悪いって言われない?」

「小生忍故、滅多に人とは話しませぬ」

「じゃあ私が言ってあげる。貴方相当性格悪いから、今すぐ更生した方がいいよ」

 

この忍者、女中のお仕事を終えて部屋に戻ったら部屋の真ん中に正座でいた。
本人いわく、忍者らしい。

 

「名前は?」

「小生、名は持ち合わせぬ性質故」

「そんな荷物じゃないんだから、名前くらい持ったらいいのに。私の名前は知ってる?」

「若紫と啓」

「若紫が偽名で、啓が本名。啓って呼んで」

「啓様」

 

そして、またもや本人いわく、伊達には飽きたから私の忍者になると言いだした。
なんだなんだ、いったい何がどうなってんだ。

 

「小生、啓様がどのようなお方か熟知しております。歌姫であり猫被り姫であり女中であり片倉様の飲み仲間であり泣き虫であり…他にも申し上げましょうか?」

「やめといてくれるとありがたいね。君、プライバシーって言葉知ってる?」

「生憎ながら小生、異国語は理解出来ませぬ故」

「君本当にいい性格してるわ。で、私に何を望むの」

「先ほども申しあげましたとおり、啓様を主と決めました、勝手に」

「なんで?別に伊達のままでいいじゃん」

「伊達より啓様の方がおもしろそうでした故」

「なに、君は私にお笑い要素を求めてるの」

「それと、からかい要素ももとめております」

「歯にきぬを着せるって諺知ってる?」

「啓様の得意なやつですね」

 

おぉう、私以上にできるな、コイツ。
まぁ性格は合格ですわな。
私と気が合うねぇ、少年。

 

「まぁこれから頼むよ、権兵衛」

「変な名前つけないでください」

 

 

 


名前は名無しの権兵衛から。
2009/04/01
 

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