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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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ぼぇー

学校へ行ってきました。
時間を一時間ミスるという失態を犯しましたが、無事健康診断終了。
帰りに一人カラオケやってきましたー。わー、寂しい人ーww

とりあえず、平均80点くらいはとれたはず。
ジョイのv2って個人的に採点厳しいと思うのですが、どうでしょう。
そんなことない?…そうか……。
自己ベストは何故か93点で、超時空飯店娘々CMソングです。(ゴージャスデリシャスデカルチャーのあれ)
歌と呼べるか疑問なのですが、とりあえず、それが一番高い。
次点で89点の愛と誠、UFO、アンジェラスとか。

とりあえず2時間で声が死にます。
友達は4日連続5時間だそうです。…うそん。



以下、今日黙々と書いてたBASARA伊達夢。
トリップ。続きそうな予感\(^о^)/
とりあえず3話のっけときますww

戦国時代に来たのは、ついこの間のことだった。
幸いにも旅行へ行く直前だったので、着替えと日用品の数々は持っていて、それらに困ることはなかった。
けれど、何故か何もしていないのに痣ができていることがある。
これはどうしたものか。
酷い時には眠っているうちに切り傷ができていたり、突然服に血がにじんだと思えばそこから血が流れることがあった。
当然、痛い。
けれど、流血するような酷い傷はある一定の周期があるらしく、日常生活においてはそれほど酷いけがはなかった。

衣服はこの世界では珍しかろうビーズのストラップを換金して買ったものだ。
当然店の人には怪しまれたが、背に腹は代えられない。
おかげで住み込みの仕事も得ることができたので、今は怪我のことを抜きにすれば不自由なく生活している。
もともと一人暮らしをしていた身だ。
時代が変わって戸惑うこともあるが、あちらの世界よりずっと単純な仕組みだから楽しく日々を過ごさせてもらっている。

 

「ようこそいらっしゃいまし。どうぞ本日は日ごろの喧騒をお忘れになり、ごゆるりとご滞在くださいませ」

 

私の勤める宿屋に訪れたその日の客は、お侍さまだった。
ここは戦国時代。
当然身分制度があるが、偉い人には頭を下げゴマをするという現代社会を生きていた私にとってはまぁさほど気にするほどでもなかった。
きっと、真ん中の若い人が一番偉いんだろう。
二人の怖そうな男の人を侍らせて、堂々と座ってる。

 

「Hey,お前はどこの出身だ」

「生憎ながらこの国の出身ということしか。学のないわたくしでござります、このような答えしかできず申し訳ございません」

「そのhairは」

「地毛でございます。どうもわたくしは人様よりも色が薄い様でして」

 

そう、私は元現代人だ。
髪は染めてるしピアスもしてる。
ピアスホールはもうふさがったかもしれないが、髪だけはどうしようもない。
切ってしまえば話は早いのだろうが、残念ながら私はこの時代ではショートヘアーだ。
鬘を被ってもいいのだが、いかんせん鬘は高い。
なのでもう開き直ってこの明るめのピーチブラウンを売りにして宿屋の看板娘をやらせてもらっている。

 

「お前、異国語がわかるのか?」

「はい?」

「You can understand?」

「あ… Yes,I can」

 

すっかり忘れていた。
現代のカタカナ語、外来語溢れる生活を送っていたので、当たり前のように意味がわかってしまう。
この時代でそのようなものに触れる機会がなかったので忘れていたが、まだまだ珍しいはずだ。
しくった、と思えど後の祭りで、案の定気に入られてしまい部屋から下がらせてもらえなかった。
他の同僚が食事を運んだり持て成している間、私はひたすらお侍さまの相手。
正直、強面の人に囲まれているからたまったもんじゃない。
けど、それを悟られたらおしまいなので表面上は営業スマイル100%、話術巧に相手をしている。
強面がなんだ、隻眼がなんだ、腰に刺さってる刀がなんだ、お侍さまがなんぼのもんだ。
こちとらプロの宿屋の娘、どんな相手でも持て成してみせようじゃないか。

 

「まぁすごい。それでどうなさったんですか?」

 

得意げに話すその様子を、感嘆をあげながら聞いてあげる。
普通なら笑って酒を煽るところだが、この男は先ほどからつまみを食べるばかりだ。
ぴーんときた私は、同僚の子に美味しいおつまみを頼んだ。ついでに、甘いものも少し。
これでも昔から気が利くといわれた方だ、それに、忘年会などではもっぱら上司の世話係だった。
色々な人の扱い方は心得てるつもりだ。
案の定気分を良くしたお侍さまは、ノリノリだった。
ってか、この人若くない?若頭ってやつ?
いいねぇ、この時代は。殿様の息子に生まれたら、それだけでもう人生勝ち組だものねぇ。

 

「気分がいい、誰か芸者を呼べ」

「でしたら、場つなぎに僭越ながらわたくしが」

 

これでも、高校時代はコーラス部でウィーンまで行ったんだ。
カラオケでも新念会でもとりあえず私が歌えば場は盛り上がる、はず。
ここの時代考証にあう歌はなんだろう。
一番偉い人が英語好きっぽいから、カントリーロードを英語で歌うか。
派手すぎず、手拍子もできるからちょうどいい。
ついでに、このお侍さまは上客だからまた次もうちに来てほしいし、サービスしとこ。

 

「♪♪♪」

 

カントリーロードを熱唱。
途中手拍子をしてもらったり、歌い終わったあとには拍手と賛辞をお侍さま全員から頂いた。
やっぱり拍手を貰えると気分がいい。
もっと歌え、と言われたので今度はもののけ姫を歌ってみた。
他にこの時代っぽいうた思いつかなかったし、まぁウケたので良し。

結局芸者が来ても私は解放されることなく歌わされ続けた。
…咽喉からからだ。
まだ鞄の中に残ってるのど飴食べよ。

 

そして、私の頑張りは功を奏しあの隻眼のお侍さま一行はうちの宿の常連さんとなりました。わー。

 

 

 


2009/03/30

 

 

 

 

 


「若紫と申します」

 

何故か最近は一人で来ることがおおくなった、隻眼のお侍さま。
ついには私の名前を聞いてくる始末。
気に入ってくれるのは嬉しいけど、ここまで入れ込まれる予定はなかった…。
そして、この時代苗字は持たないとお店の女将さんから聞いてたし、私の名前はこの時代っぽくなさそうだったから、ちょっと紫式部をパクってみた。

 

「異国語はどこで覚えた」

「港町に住んでおりましたので、その時でしょう」

「場所は」

「さぁ…。前にも申し上げた通り、自分の住んでいた場所すらわからぬうつけ者でして」

 

英語は中学校と駅前留学で勉強しましたー。
住んでた場所は東京都内ですぅー、通勤時間短く最適ですぅー。とか答えれたらどれだけいいか。

 

「いい加減、嘘をつくのをやめたらどうだ?」

「そんな滅相もございません。この奥州の地で公に嘘をつけるものはおりますまい」

 

この人はー、伊達政宗らしいでーす。
なんかもう、現実離れしてきてどうでもよくなってきた…。
このさい玉の輿でもねらってみますかー?あー、それもいー考えかもねー。
ぶっちゃけさぁ、結婚は三十路入ってからお見合いでもすりゃいーかなーなんて思ってたのよ。
それが何さ、この世界で二十歳は行き遅れだ?えーえー、私はもうおばさんですよーっだ。

 

「お前といると調子が狂うぜ。暖簾に腕押し、糠に釘だ」

「何を仰います、公。わたくしは一介の下女にござります」

「まぁいい。歌え、Diva!! Let's singing!」

 

最近の伊達公は妙に歌のリクエストをしてくる。
もっと激しいのを歌えやら、今日は眠いから子守歌を歌えだの、注文の多い客だ。
一度ぷちーんときた私は、アリプロを歌ってやった。
後先考えなさすぎた、と後悔したけど、存外気に入ってくれてよかった。
ちなみに今日の気分はとにかくハイテンション名曲を聞かせろ、とのことで、おーつかあいちゃんを歌ってみた。
ぶっちゃけ私のジャンルとは違ったけど、まぁ、歌えないことはない。

歌い終わると、なんか伊達公にやにやしてんだけど。
何かしましたか、私。

 

「こんな熱烈なLove cll受けたのは初めてだぜ」

 

…あー、そういや、愛ちゃんはほとんど純情ラブソングか。

 

「失礼いたしました。わたくしのような下々の者が公に愛の歌をお聞かせするなど、考えが至りませんで」

「いや、いいもん聞けたぜぇ。お前、普段何考えてんのかさっぱりわからねぇが、歌ってるときだけはHotだからなぁ」

「そうですね、中途半端な気持ちで歌うといい声が出ませんから」

 

あくまで、さらりと。
風に揺れる柳のように穏やかに。
伊達公に気に入られていいじゃないか、うまくいけばお抱えのアーティストになれるかもよ。
そうなると、お金の心配しなくていいなぁ。

 

「いたっ…」

「どうした?」

「失礼いたしました。なんでもございません」

 

にっこり笑ってみても、無理やり腕をとられた。
…これが伊達公じゃなかったら叫ぶんだけどなぁ。
ちなみに袖の下には痣やら切り傷やら。
さっき痛かったのは、一番新しい切り傷。
立とうと手をついた瞬間にぱっくり開いたらしい。痛いなぁ。

 

「この傷…どうした……」

「転んだり、料理をしてる時切ったり、草で切ったりです。間抜けで呆れられたでしょう?」

「ふざけんな、この俺が刀傷を見間違うと思うか?」

「流石公。隠すことはできませんでしたか」

「正直に話せ、今度ウソつきやがったら承知しねぇぞ」

 

勝手に浮かんでくるんですぅー。
なんて言えるか、嘘つくよりマズいっつの。
でもなぁ、なんて答えよう。
他のお侍に斬られたことにしようか、うん、それがいい。

 

「少し、お侍さま同志の喧嘩に行きあたってしまい、かすってしまいました」

「それも嘘だな。かすった程度じゃねぇ、ざっくりやられてる」

「あらー、流石公、わかっちゃいますか」

「いい加減にしろよ、俺を怒らせてぇか」

「自然に浮かんでくる、と言えば公はご満足なさいますか?」

 

あっはははー、言ってやったー。
だって伊達公が怖かったんだもーん。
はぁ、程よくテンションあがったところで正気に戻ろうか。

 

「公 「お前、それはTrueだろうな」 は?」

「本当だろうな、っつってんだよ。 Savvy?」

「信じて、いただけるんですか…」

 

「これは、俺が負った傷だ」

 

 

 

2009/03/30

 

 

 

説明すると、伊達公も不思議に思ってたらしい。
戦で負った傷が、稽古で付けた痣が、気がつけば消えている。
傷が消えるのは構わない。
けれど、気味が悪い。狐憑きにでもなったのだろうか。
とりあえず、悩みに悩んで気晴らしにこの宿にきて私の歌を聞いていたらしい。
はー、運命かしらねぇ。

 

「つまり、公の災いをわたくしが引き受けている、と」

「That's right 試しに腕を切ってみるか」

「そうですね、それが手っ取り早い証明かと」

 

結果的に私が傷つくことになるのだが、私もこの奇怪な現象の正体を知りたいのでやってもらうことにする。
伊達公は脇差でさっと腕を軽く切ると、少しすると跡形もなくその傷は消えた。
そして、まぁ、やっぱり私の腕の同じ場所に傷が浮かんできた。…痛い。

 

「この怪我の主は公でございましたか」

「Ha! これで謎の正体がわかったぜ!! お前、若紫とか言ったな、城に来い!」

「え、は?ちょ、公!?」

 

こうして若紫もとい、本名桐埼啓、22歳会社員、元高校コーラス部、得意はポーカーフェイス、伊達政宗に拉致られました。

 

 

 


2009/03/30




これをプロローグとして、シリーズ形式で連載しようか、な!
個人的にいきなり現れた人を側室に。
という展開はありえないだろう、ということによりそう都合よくはいきません。
これはうちの連載に限ったことなので、ほかの夢サイト様のそうゆう展開は全然オッケーですよ。
でもなぁ、でもなぁ、どうやって伊達に近づけよう。
もしかしたら、そのあり得ない展開になるかも・・・。ごめん。

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