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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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青学の狐狗狸さん

そういえば、ユーレイ青学編をのっけてなかったような気がするので置いときます。
大筋はできているのであとは書き起こすだけなのですが、なにせ氷帝編が終わらないと連載できないから手がつけられない。氷帝は大筋も何も出来てないです(笑)(笑)(笑) オチはきまってるんだけどね!
「はぁ!?そんなほくろのどこがいいの!?赤也の方がかっこいいにきまってんでしょ、ばーか!!!」
「きぃぃ!そんなちんくしゃなんかタダのガキじゃない!失礼、低俗なおこちゃまには大人の魅力がわからないのね、おーっほっほ!」
「にゃにー!?」
「なによ!?」
みたいな会話が行われる予定の氷帝編です(笑)


青学の狐狗狸さん編あらすじ
不二くん、桃城くん、越前くんが面白半分でこっくりさんをやって、大変な目に会うお話。
ユーレイはあまり出てきません、切原くんはもっと出てこない番外編的お話です。
このお話は、あくまで青学の三人をいじめようというお話です。






コックリさん。
それは単なるうわさ話で、定番の遊びだと思ってた。
必要なのは紙と鉛筆と十円玉。
たったそれだけでできる魅惑的な遊び。
簡単で、でも不思議で気味が悪くて、またそこが面白い。

これまでやってみたいとは思ってたけどどうにみやる機会がなくて、そこまでやりたいとも思ってなかったからやらなかった。
けど、

 

「不二センパーイ、これから越前とコックリさんやるんスけど、一緒にやりませんかー?」

 

桃城から誘われて、

 

「へぇ、おもしろそうだね」

 

僕は十円玉に人差し指を置いた。

都合良く誰もいない部室。
用意されていた、はい、いいえ、数字、五十音表の書かれていて、中央に鳥居の書かれた紙。
鳥居の上に置かれた十円玉。

僕と桃城と越前の三人、声を合わせて静かに言った。

 

「「「コックリさんコックリさん、おいでください」」」

 

 

 

狐がでるか、狗食いつくか、狸が化かすか。

 

 

 

 

 

 


「…やーっぱなんも起こんないっすね!」

 

桃城の言うとおり、僕と桃城と越前の人差し指の置かれた十円玉はぴくりとも動かなかった。
僕はあまりにも予想を裏切らない展開に、そうだね、と少し笑う。
そう、コックリさんなんか単なるうわさでしかないんだ。よくある都市伝説。与太話。
だから、本当は信じちゃいなかった。
指を置いた十円玉が動くなんて、これっぽっちも思っちゃいない。
もし動いたとしても、それは誰かが意図的に、あるいは作為的に、もしくは無意識に動かしていると何かの本で読んだことがある。
幽霊なんて、お化けなんて、妖怪なんて、この世にいるわけがない。

 

「ちぇっ、桃先輩がおもしろいってゆーから付き合ったのに」

 

越前が口を尖らせて文句を言う。
そのままお開きになる流れで、誰もが指を十円玉から離そうと、席を立とうとした。

 

 

 

 


ぴたりと、動けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

どきり、と一度胸が大きく鳴って、その次にまさか、という自分を落ち着かせるための言葉を自身にかけた。
十円玉に置いた指が離れない?ちょっと力を入れ過ぎて、指が硬直してしまっただけに違いない。
ははっ、と自嘲する。
こんなお遊びに、一瞬でも焦ってしまった自分が可笑しい。
顔を上げると、桃城と越前は驚いたまま固まってしまっている。
くすり、と笑った。少ししか歳は違わないけれど、こうやって素直な反応を見ると幼いなぁ、と思う。



以下続



ずーっと青学のターンで、たまにユーレイがひょっこり顔を出します。
全20話ちょいの予定なのですが、この調子でいけばもっと伸びるかなぁ…。
まぁなんにせよ、氷帝編が終わってからだね!
そして氷帝編書くのは3月以降からだね!!

 

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