KLM

久々現パロ、ある種最終回？

「コトリよい」

「んー？」

 

「結婚するか」

 

リビングのソファーにマルコが座って、そのマルコの足の間にいるコトリ。
テレビはレンタルショップで借りた映画がエンドロールを流している。

 

「しなきゃまずい？」

「そーゆーわけでもねぇな」

「じゃー今のままでいいんじゃない？」

 

テレビから視線を外すことなく、コトリはのんびりと言った。
マルコもマルコで少しテレビに夢中なコトリを見ただけで、また視線を外す。
その顔色は特に不機嫌と言うわけでもない。

 

「いい加減周りがうるせぇんだよい」

「うるさいから結婚するの？」

「若干ある」

「そっかー、うるさいかー」

 

コトリが見上げてきたが、その返事が嫌味でないことは付き合いが長いマルコだからわかる。

 

「じゃあする？ケッコン」





ひとまずここまで。
なんやかんやで二人は事実婚っぽいと勝手に思ってます。
だってこの二人の結婚式とか想像できない…！
神に誓う？ハンッ(鼻で笑う)　ような人たちですよ。
でもなんやかんやで花嫁姿は見たいおっさん。
ウェディングドレスだけ買って初夜プレイしそうですね、このおっさん。
主人公はしてもしなくても一緒にいれりゃそれでいいので、結婚式かー。なんかめんどくさそー。あ、でもおいしいもの食べれんのかなー、だったらしてもいいなー、程度の認識。
だってずっと同じ家にいるし、始終いちゃこらしてるからもはやいまさら。
なのでお互い結婚しなくてもいっかー、と思ってます。

それに黙っちゃいないのが周囲(笑)
いつ結婚すんの？てゆーか結婚するんだよね？そこんとこどうなのよ、ねぇねぇねぇ！ってな感じで、オコサマがでかくなったら騒ぎ出す。みんなの娘っぽい立ち位置の主人公だから、なんやかんやで花嫁姿を楽しみにされている。
二人があまりに変化なくだらだらと一緒にいるから、ついに周囲が切れて婚姻届を二人に書け！と強要しそうでもある。
仕方なくそれにサインして押印して提出してもよし、受け取るだけ受け取ってタンスの抽斗にしまいこみそうでもある。