KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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最近は現パロばっかりで本編をとんと書いておりませんでした。
いつぞや幼児編のあとがきでティーチ好きといいました。
それはこういうバッドエンドを書きたかったのですよ。
「ねぇティーチ、どうしてもだめ?」
「くどいぜ、コトリ。俺の夢を昔から知ってンだろ」
「そうだね。戦って勝つ。昔から人はそんなんばっかりだよ」
雷雲が空を覆い、時折光る稲妻が明りとなってコトリとティーチの顔を照らす。
痛いほどに降りしきる雨。
「しかし、てっきりお前は白ひげ側に着くと思ってたが意外だったぜ」
「コトリはね。ティーチを殺すことも考えたよ。でもね、今のコトリは殺せないの」
甲板は豪雨で水の膜が張っている。
倒れているサッチのリーゼントが雨でほどける。
「ほぉ、そりゃありがてぇ」
「けど、見過ごすこともできない。コトリはわかった、サッチが手に入れた悪魔の実が。コトリは見た、その時のティーチの顔を」
コトリは手に持っていた悪魔の実を差し出す。
投げなかったのは、風に攫われたら困るからだ。
本当なら投げてしまいたかった。
こんなものがあるから、こんなに哀しいことが起きる。
「どうして人は天下を目指すのかな」
「男に生まれたからさ。強さを求めるのが男ってもんだ」
「悲しいね」
「そう思うのはお前が女だからだ」
コトリはうつむいた。
昔なら迷うことなくティーチを殺していた。
反逆を企てた時点で、説得もなにもなしに殺していた。
逆らうものには死を。
それだけだったのに。
「俺と来い、コトリ」
2013/06/25
そんなわけでティーチ離反時のお話です。
昔からティーチにもなついていた主人公は、ティーチのもくろみについても聞かされてます。まぁ目論見といってもヤミヤミの実が食べたい、最強になる、という程度ですけれど。
当時は野心があるのはいいことだな、と思っていた主人公。それがまさかこんなことになるなんて~~って感じ?
悪魔の実を手にした時のサッチを見るティーチの目は野心でギラッギラだったそうです。それで気付いた。
ちなみにサッチは主人公に不意打ちを食らって伸びてます、死んでない。
ちなみにここへ至るまでの経緯
・ティーチがヤミヤミの実を狙ってるのに気づいた
・サッチ夜一人でヤミヤミの実を食べて練習するっぽいこといってた
・とりあえずティーチの後をつけよう
・あ、やばい本気で奪うつもりだ
・ちょい待ち!
・サッチチェスト!
・ティーチ昔からの夢(ヤミヤミの実を食べて最強になる)を実行するんだね?オヤジに敵意をむけるんだね?
・ティーチが本気なのわかる
・止める方法がわからない
・仲間だから殺せない
・じゃあどうしたらいい?
・ここでティーチを逃がしてもいいのか否か
・わかんねぇよ、ばか!
・みたいな葛藤があった模様
・ちなみに捕まえるという選択肢はない。ティーチの方が圧倒的に強いから。
主人公はなぜティーチを殺さなかったのか。
成長というやつです。劣化ともいう。
忍者時代は感情を殺して生きていた時間が短すぎた。
白ひげで育てられるうちにまっとうな人間としての感情を学習してしまった。
まぁ一部は若干壊れたままですが、それでもとっても人間らしく生きることになってしまいました。
しかもその間、仲間殺しは絶対のご法度と刷り込みもされた。
そういう理由で主人公は一応仲間であるティーチを殺すことができず、説得なんて甘い考えを持ってしまいました。
その結果どうなったかはお任せします。
まぁたぶんティーチついていくと思いますけどねー。
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