岩泉夢
友達の家に行くような感覚で訪れた彼女の家。てっきり家族のいる一軒家を想像していたのに、通されたのはワンルームのアパートだった。
「どうぞどうぞ、狭い家ですが」
促されるまま、ふわふわした可愛い柄のクッションに座る。どうにも居心地の悪さを感じて視線をさ迷わすも、彼女らしい可愛い雑貨に囲まれた部屋は、やっぱり落ち着かない。
少し狭さを感じる空間に、彼女と二人きり。もう少し考えろよ、俺!と過去の自分を恨んでも、どうしようもなかった。
大学に通う為こちらに越してきたという彼女は、あたりまえのように一人暮らしだ。
今この空間に、彼女と自分しかいない。『うちに遊びに来る?』なんて聞かれたので、及川や他の男友達と遊ぶような感覚でオッケーしてした。しかしどうやら、全然違ったようだ。家には当然家族がいるだろうと思い込んで買った手土産のお菓子。とりあえず彼女に渡して見たものの、彼女の親の事を考えてお饅頭という渋いチョイスをしてしまったので、どうなるかわからない。
はい。とご丁寧にコースターの上に置かれた炭酸ジュースに手を付けていいのかすら迷ってしまう。
「もしかして、一くん緊張してる?」
「ちげーし」
見事に言い当てられたが、つい反論してしまった。無言の時間がむずがゆくて、先程どうしたらいいか迷っていたジュースを一気に飲む。大量に口に含んでから、そのジュースが炭酸だったことを思い出して、盛大にむせた。
「もー、一くんなにやってんの」
ここで飽きたので、続きはご想像にお任せします。
「もしかして、何か期待してる?」なんてえっちなおねーさんでも「よーし、じゃあゲームやろ、ゲーム!」なんて気さくなおねーさんでも、可能性は無限大。
やたら所帯じみてる二人を書きたかったはずなのに、年上のおねーさんにドキドキする岩ちゃんと、大人のおねーさんみたいな関係になった。なんでや。最近こんな事多いんとちゃうか、工藤。
深く考えずに、いざという時にあわあわする岩ちゃんもいいなーと思いつつ。岩ちゃんに関しては種々解釈あるのが良いと思います。
男臭くとも、チェリーっぽくとも、余裕のあるいい男でも、もうなんでもいいと思う。かっこいいよ、岩泉。
でも黒尾くん夢読みたい書きたい。今って夢サーチどこがメジャーなの?ワンドリとかSDSとか、そっち系ないの?その道のプロに教えてもらうしかない感じ?お客様の中に夢小説ソムリエはいらっしゃいませんか。夢小説迷子がここに!!某探偵界隈だったら、わたしでもそこそこソムリエ出来ると思う。めたんこ読んだ。
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