KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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まさかのオリキャラ回です。
今回のオリキャラは魔女っ子ブログ掲載に出てきた下僕。詳しくは昔のブログにて(キーワード魔女でプラグインから検索かければいけるはず)
「よし、料理をしましょう」
わーいと喜ぶのは、手料理が振る舞われる夫と、ご相伴に預かれるその場にいた八人将、シャルルカンとピスティだった。
アキラの手料理はこの国では見たこともないものばかりで、とても美味しい。
滅多に作ることがないのが惜しいが、それゆえ作ってくれたときの嬉しさは一塩だ。
「アキラ!わたしは甘いのがいい!」
「俺は前の、なんかぱりぱりした奴に野菜のあんかけかかった奴!」
「なんでもいいぞ、アキラの作るものは旨いからな」
「シンはダメだね、料理作るとき何でもいいは困る言葉ナンバーワンなんだよ」
「女心がわかってねぇなぁ」
「七海の女たらしがとんだ失言でしたね。わたしはわたくしの食べたいものを作るので、お楽しみに」
みんなに苛められ、かつ女性関係で後れをとったのが悔しいのかシンドバッドは絨毯と仲良くしている。
それじゃ、と手を振って、アキラは厨房へ向かった。
*
「姐様、今日は何を作るんだい?」
「ピスティちゃんが甘いもの、シャルルカンくんが長崎ちゃんぽんをリクエストです」
「ピスティは和菓子にするか。姐様どらやき気分?」
「いいですねぇ、どらやき。じゃあ和食ですか?」
「ちゃんぽんだろ?ついでにたこ焼きとかお好み焼きとかそっち系にするか」
「わーい。ついでにあんみつ食べたいです」
「決まりだね」
「ではよろしくお願いします」
「おう、任せな」
刃墨とアキラが共にエプロンをつけて、料理開始。
今の流れだと料理を作るのは刃墨のように思われるが、きちんとアキラも料理をする。
とはいっても、アキラは普段めったに料理をしないので、刃墨に教わるという形で一緒に料理を作るのだ。
刃墨はアキラの眷族であり半身だ。
昔死にそうだったところをアキラに救われ、新たな名前と姿で蘇った。
それ以来、刃墨はアキラの従順な下僕となった。
アキラの魔力を分け与えられた刃墨は唯一の眷族となり、その魔力は強大で、アキラには遠く及ばずとも世界の壁を超えることを易々とやってのける。
そんな彼の主な役割といえば、主夫である。
アキラは学校を卒業してからは一人暮らしをしている。が、世界をほっつき歩いている流浪の生活を送っているので家で料理を作る機会があまりない。
たまに気が向いて作るものの、どうにも思ったような味にならず、これも料理を作らない要因となっていた。
料理に限らず掃除や洗濯までも放置の状況だ。
最悪の場合、自分の寝室のみの掃除機かけ。着るものがなくなってからの洗濯。アイロンは気が向いたときのみという、女子として本当に終わっている状況だった。
そこへやってきたのが刃墨だ。
江戸時代からやってきた刃墨は世界の進歩に驚いたが、アキラの世界と知ると、馴れようと一生懸命になった。
さらにアキラが家事をやってくれたら嬉しいと言ったものだから、それらを中心に江戸時代の刃墨は現代の科学に挑んだ。
結果、魔女の忠実な下僕は立派な主夫となった。
「相変わらず料理上手ですね、おいしい…。家庭にはいるなら間違いなく美人で働き者で社長で年収三千万くらいの嫁が貰えますよ」
「俺は姐様の下僕さね。さ、つまみ食いはそこらにして持って行こう」
みんな大好き粉物でした(笑)
ピスティとシャルルカンとの仲良し話のはずが、まさかのオリキャラ紹介回になった(^q^)
魔女は主婦としてダメダメですが、結婚してそれなりに努力します。
師事するのは完全完璧主夫下僕。出合い云々は以前のブログ参照。
王さままさかの空気ヾ(^▽^)ノ
メインはあくまでピスティ(18歳ちっちゃくてきゃぴきゃぴ系女子、八人将)
ちなみに、下僕ちゃんとの相性はそれぞれ。勝ち気魔女にのみ忠犬江戸っ子な下僕なので、性格の合うあわないが激しい。
ピスティとは仲良し、下僕が美形だから一緒にいて楽しい模様。シャルルカンともそこそこ仲良しというか、手前何姐様に近寄ってんだい手ぇ出したら殺すぞただし困ってたら全力で助けて差し上げろ、という犬っぷり。ふざけんな、テメェみてぇなチビ(※下僕は魔女の好みが美青年~少年と知って、少年の姿でいる。詳しい年齢は不詳。実は100歳超)が何言ってんだばーか。やるか!?上等だ、こんなだから喧嘩が絶えないよ!
てゆーか、こんなだから王さまは好きじゃないよ!
そもそも、魔女は皇帝を愛してキズを負ったから同じ王である王さまとの結婚に最後まで反対したよ!
今は魔女が幸せそうだから苦虫噛み潰してよく味わっておかわりしたレベルで顔をしかめながらも許してるよ!でも基本的に嫌い。でも王さまは可愛がってるよ、王さまだから懐が深いんだね!
そんなこんなの下僕でした。
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