KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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大変だ。
バイトが週末しかないからって引きこもってBASARA英雄外伝やって暴飲暴食やってたら、肥えた!
腹が、せっかく人並みになってた腹が、ぼてーんと…!
くっ、なんたる攻撃…。むたは精神的ダメージ大だ!
だが、動きたくないでござるぅ!!
bambola、昨日の加筆分。
オチがついたってだけ。
最初に動いたのは、言うまでもなくクランチェスカだった。
ここに来た一年半、みっちりと基礎からやり直し鍛え上げた筋力と体力と技量。
思い切り地面を蹴り、クロロとの距離を詰め、オーラを纏った拳を顔面に叩きつける。が、クロロは難なくそれを避けた。
しかし避けられることはクランチェスカも端からわかっていたらしく、殴った拳からオーラを飛ばして追加攻撃をする。
それはクロロが念でガードして終わった。
以上、クランチェスカが繰り出した最初の一撃である。
「だから、見え見えの顔面狙いはいい加減やめたらどうなんだ」
「やー、だってさ、相手の鼻へし折ってやるのって気分良くない?」
話しながら、クランチェスカは第二撃に移った。
今度はゼロ距離まで近づき、その姿を消す。
クロロは動きを目で追いながら、クランチェスカが姿を消した先が自分の足元だとわかるとすぐさま後ろへ飛ぶ。
クランチェスカは逃してなるものか、と足払いし、そのままクロロの顎めがけてアッパーをした。
けれどもクロロは足払いを素直に受け、倒れゆく姿勢の中でクランチェスカのアッパーを首をのけぞらせるだけで回避し、今だ足元に居るクランチェスカの顔面を蹴とばしてやった。
そして吹っ飛ぶクランチェスカをしり目に、コートをはためかせて優雅に着地をする。
「痛った。自分が言ったくせに、顔面狙い?えげつなー」
「俺はお前と違って確実にヒットさせられるからな」
「てゆか、わ、鼻血出てきた。ひゃー」
「攻防力の目算ミスだな。未だ下手だな、それ」
「てきとーでいーんだって、こんなの。大ダメージ食らわなきゃいいんだから」
「塵も積もればなんとやら。小さなダメージが蓄積されてこのあとの先頭に影響が出なきゃいいがな?」
「あー、もー、ムカつくなー。ぜぇーったい、いつかクロロより強くなってやるんだから」
クランチェスカは両刃のナイフを取り出し、逆手に持つ。
刃渡りが20センチほどの両刃のナイフ。
クランチェスカが持つと小さく見えるし、やたらめったら凶暴に化ける。
「ま、念ありだから武器なんて飾りみたいなもんだけどねー」
「……卑怯じゃないか?」
「えー、ボク武器なしなんて言ってないし―?」
何度か垂れてくる鼻血を服の袖で拭っていたら、いつの間にか血は止まった。
鼻骨は折れてないし、何の異常もない。
当然だ、クロロは骨が折れない程度に加減して蹴ったのだから。
そのことがわかっているクランチェスカは、圧倒的な力の差に苛立つ。
一年半だ、一年半。
長くはないけど、短くもない期間。それだけの間修業を積んできたのに、まだこれだけの差がある。
絶望的なまでの差は、果たして埋まる日が来るのだろうか。
いや、とクランチェスカは首を振る。
来るのだろうか、なんて希望を込めた憶測ではいけない。
埋めてやるのだ、自分は最強を目指しているのだから。
そして、己の率いるインペラトーレを頂点に連れていくため。
その為に、世界を超えてここに来た。
「行くよ」
「どこからでも」
第二ラウンド開始
2009/02/24
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