KLM

ふりー。
アニメ沿いにするはずなかったのに、なんとなくアニメ沿い。
中抜けで、竜ヶ崎が水泳部に入るところとかまだ書いてないです。
それなのに合宿の話。

書きたい話
・渚くんが主人公に竜ヶ崎くんを水泳部に入るよう説得するよう頼む話
・竜ヶ崎が迷う話
・水泳部はいったばかりの話

「強化合宿？」

「えぇ、無人島へ行ってきます」

「いや、あそこ普通に民宿とかあるけど？」

「はい、そこを起点に無人島から無人島へと泳ぐ練習のようです」



のようです、なんて軽々しく言ってのけるけど、つまり。



「竜ヶ崎無理じゃん、あんた泳げないじゃん」

「失礼な。バタフライは泳げるようになりました！」

「バタフライってめっちゃしんどいんでしょ？しかも海って波有るし、無理じゃない？」

「遠泳の教本を読みました」



水泳部に入ってから表情豊かになった竜ヶ崎は、ドヤ顔で言ってのけた。
教科書読んで全部がわかるなら、入門書バカ売れしてるっつの。



「馬鹿じゃないの？教本読んでマスターできたんなら、あんたなんで泳げないのよ」



ぐっと詰まる竜ヶ崎。
うん、表情豊かになったから面白みが増えた。よきかなよきかな。



「竜ヶ崎さぁ、前よりはましになったけど、本読んだからってあんま過信しないようにしなよ」

「気は抜きませんよ」

「わたし海って怖い。波があるし、深いし、誰も見てないし」



昔溺れたことがあるんだよねぇ。



「だからさ、竜ヶ崎は気を付けなよ。海で泳ぐの初めてなんでしょ」

「えぇ、千枝実さんのありがたいお言葉ですからね。肝に銘じておきましょう」








それでも夜の海へ泳ぎに行く馬鹿怜ちゃん。
あれほんと危ないのでやめてほしい。
もっと先輩方は怒るべき、