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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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ふりー

はまるまいはまるまい、ほもだ、ホモアニメだ…!
と思いつつふりー!を見ていたら、やっぱりはまりそうな予感がします。
怜ちゃんクラスタです。
そんなわけで怜ちゃん夢です。まさか夢を書くとは…。
ちょっとツイッターで怜ちゃん談義で盛り上がったのでむらっとしました。









「竜ヶ崎はわたしと付き合うべきなんだよ」

「何を急に言い出すんです」

「竜ヶ崎はわたしと付き合うべきなんだよ、と言ったんだけど、どう?」

「どう、とは返答を求められているのでしょうか」

「それ以外に聞こえない?もっかい言おうか。竜ヶ崎はわたしと」

 

付き合うべきなんだよ。の、セリフは竜ケ崎のため息と重なった。
昼休み一緒にご飯を食べる友達はいないのだろうか、チャイムが鳴っても席から立とうとしない後ろの席の竜ヶ崎に、わたしは足を開いて椅子の背もたれを前にして竜ヶ崎と向き合った。

竜ヶ崎怜。
陸上部所属。種目は棒高跳び。
勉強はできる。
いつも理論理論と口から勉強したことをそのまま吐きだしては実行している。

世の中理論だけで成り立ってたら、人類は水面を走れると思う。
竜ヶ崎は理論は現実ではもろいということを知らない。
以前クラスの男子に滔々と理論を説いているのを横で聞きながら、こいつ現実しらねーな、と思ったのだ。
それ以来竜ヶ崎のご高説を耳にする機会があれば、後ろから頭をはたいて「馬鹿じゃねーの」って言ってやりたくなった。
いらいらいらいら、いらいらしつつ竜ヶ崎を見ていて、ある日突然気がついた。

これだけ竜ケ崎のことが気になるというのは、もはや恋じゃなかろうか。

 

「き、君から好意を寄せられているというのは、わかった…!」

「は?好きとは言ってないじゃん」

「なっ!?い、一般的に男女交際というのは互いの好意が存在しているから成り立つものだろう!!」

「一般的に、ね。わたしはただ単に竜ヶ崎に興味を持ったから、一緒にいたいと思った。一緒にいるのに一番手っ取り早い理由は付き合うことだと思ったから、付き合うべきだ言ったんだけど」

 

少し嘘だ。
興味を持ったのは本当。
一緒にいたいと思ったのはうそ。
竜ケ崎の理論に付き合う気は毛頭ない。四六時中聞いてたらいらいらしてしまう。はげる。
本当は付き合って、竜ヶ崎自慢の理論をぶった切って現実を見せたいだけだ。

 

「つ、付き合うべきだ、とは、お、俺に付き合う理由はないだろう!?」

 

竜ヶ崎は弱い。
理論を崩されるととたん何も言えなくなる。
ずっと見てたんだ、当然知ってる。
だからわたしはこの隙を逃さない。

手を伸ばして、男のくせに赤いフレームの眼鏡を奪い取る。
なるだけ素早くそれを机の上において、驚いて何をする、とあわあわしてる竜ケ崎の顔を両手でつかんで

 

ちゅー

 

「これで理由ができただろ、責任とってわたしと付き合え竜ヶ崎」

 

 

 

 


怜ちゃんを昼飯に誘うべく教室にやってきていた渚くんが一部始終見てました!
2013/07/31

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