KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。
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そういえば、ユーレイは番外編ふくめ、ついに60話超えてしまいましたね。
お遊びのつもりで始めた連載がまさかここまでなるとは、予想外通り越して奇想天外です。
次は青学狐狗狸さん編で長くなるので、80話は超えてしまいます。
…わーぉ、長くなったもんだぜ。
以下、ちょっとした宍戸夢です。
宍戸家鳳家を知ってる人は、覚えてくださってる方はいらっしゃるのかしら。
あたしと宍戸の出会いは、とにかく最悪の最悪乗で、本当に最悪だった。
まぁ今もだけど、あたしは昔から跡部と一緒につるんでて跡部の彼女という噂があった (実際は単なる幼馴染なのであって、あたしはあのバカの彼女では断じてない。とゆーか、あいつは美人の彼女が他校にいる)
だからどうやら変な誤解を周りに与えていた。らしい(らしいというのは、のちに友人に聞いて初めて知ったからだ)
しかも宍戸はテニス部の平部員で、同じ一年だった跡部はまさかの部長 (あいつなんで一年のくせに部長やってんの?しかも生徒会長までなってるし!あいつマジで何者よ!)
やたら威張り散らしてる跡部に対して、そりゃもう悪い印象しかないわけで。
そんなイメージが一緒にいるあたしにまで飛び火したってわけ。
もちろんあたしはあのバカと違って一般人だ。
高飛車なお嬢様でもなんでもない、小心者のチキンのビビりの一般ぴーぽーだ。自称。
ついでに言うと、あたしもあたしで宍戸のことが苦手だった。
なんつったってあの目つきの悪さと長髪。長髪!
あたしの偏見が長髪=不良=怖い人、と思い込んでて、とにかく宍戸に近づきたくなかったんだ。
しかもあたしは人の思ったことや感じたことを感じ取るのが得意で、向こうがあたしのことをよく思ってないことを知ってたからなおさら。
そんなお互いにお互いを警戒したり嫌ってたりしてる状態で、まさかの事態だ。
先生が、4人組を作れと言ってきて、不運にも席の近かったあたしと宍戸は同じ班になってしまったのだ。
しーかーも、それだけならまだしも、あたしと宍戸がお互いに 「なんでよりによってこいつと…!」 と思ってる隙にもう一人の女子と男子が世間話に花を咲かせ、あたしらこと無視で二人の世界を作ってたのよ。
もちろん班を組まされたからにはしなきゃいけない作業があって、なんかいい雰囲気の二人は勝手に作業を進めてるし、残ったあたしと宍戸は一緒に作業をするほかない (一人でできない作業だったのが、さらなる不幸だ)
「………………(やばいやばいやばい、怖い人と一緒になってしまったぞ)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちっ・・・・・(嫌な奴と一緒になっちまったぜ)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ヒィー、今なんか舌打ちされたぁ!)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(なんかすかした顔してっしよ)」
あっるうぃえぬうぇ!
なに、この気まずい空気!おいこら、部外者になるつつある残りの二人の班の人!君たちも同じ班でしょ、助けてよ!
あぁあぁぁぁぁ、なんだよこれ、なんだよ!
あたし喋りなの、喋れないの辛いの!てゆーか気まずい空気いや、いや、耐えられない…。
「あ、あのさ(怖い、緊張、どきどき)」
「あぁ?(んだよ)」
まぁ、以下略ということで、これが宍戸とあたしの最悪な出合いなんだよね。
うん、本当にお互い苦手で嫌いで、しかもこんな感じだし。
話しかけてしばらくはまだ気まずかったし。
それでも、ちょっとずつ話せるようになって今に至るわけよ。
あえて子細は語らないけどね。
あ、跡部との彼女疑惑も消えたよ、あんなもの、いの一番に否定したし!
宍戸もねー、意外といい奴だったよー。やっぱ人を見た目で判断しちゃだめだね!
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