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KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

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いい加減ページ作るか

ワンピースの特番見てたら書きたくなった。
やっぱ原作が一番創作意欲掻き立てられるよね。
というか、原作斜め読みして数年読み返してないから、原作が恋しくなった。原作実家だし、今の家おくとこない…。つらみ。
シャンクスが1年もフーシャ村にいたこと知らなかったし。知らなかったし。なにそれイイネ!!!1年も拠点に…そう…ムフフ。いいねいいね。とてもいいね。つまり約1年はいろいろできるね。いいね。ルフィになつかれエースに威嚇されおかーやんには煙たがられ…。イイネー!!!
でも、こないだからずっと言ってるけど青年エースのからみを書きたい。とても書きたい。だいぶんマザコン気味になったエースとか、相変わらずシャンクス嫌いなエースとか、まだまだおかーやんに勝てないエースとか、メラメラの実を食べたエースとか。

そんなわけで、久しぶりにおかーやんとシャンクスです。
珍しくルフィ。当社比甘い。








「おら、クソ赤髪どこ行きやがったァァァァァァ!!!!!!!」



レッドフォース号船内に、地獄の鬼の声が響く。
もちろん当人であるクソ赤髪の耳にも届く。



「頭、呼ばれてんぜ」

「俺死ぬの?」

「頭が行かなきゃ、この船ぶっ壊されンだろ」



ベックマンの言うことがもっともだと、周りにいた誰もが頷く。
気性の荒い声の主は、言動と違わず腕っぷしも強い。
それこそ、頭であるシャンクス以外ではボコボコにされてしまうような。
というよりも、惚れた腫れたの弱みでシャンクスもいつもボコボコにのされている。
けれども相手の目的はシャンクスで、尚且つシャンクス以外相手にできないので自然シャンクスに目が行く。
しょうがない、と首を振りながらシャンクスは外へ向かった。



「よぉ琴里。今日はご機嫌だな」

「んのボケなすが!!!!!」



シャンクスが甲板に出た瞬間、琴里がすっとんできた。
すっ飛んできて、そのままシャンクスを押し倒し、マウントを取る。



「いやん、だ・い・た・ん」

「ふざけんな!ルフィになにしてくれてんだアホが!!!!」

「あー…どれだ…」



まず一発、どすっと鳩尾に食らう。



「どれだァ?選ぶほどあって上等じゃんか」

「いやすまん。ほんとすまん」



鳩尾二発目。




「ルフィに何食わせた」

「あー!それか!それならうちのほうが損害被ってんだけど!!」



右頬に一発目。



「あれ!今回うちのメインのお宝だったのに!勝手に食われて!!」

「んなもん、テメェの管理不行き届きだろうが。なに子供に食われてんだよ」

「琴里も親なら弁償しろ!」

「ほーぉ、弁償したらルフィはもとの人間に戻ると?幾ら欲しい?」

「サーセンっした」



素直に謝っても、左頬に一発。
しかし謝罪に満足したのか、殴り足りたのか、琴里がシャンクスの上からどいた。
琴里の尻の感触がなくなったのが残念だな、と思いつつも、殴られることがなくなってほっとするシャンクス。
琴里の容赦ない拳は痛い。とても痛かった。これまでさんざ味あわされているけれども。
どすっとレッドフォース号の甲板に腰を下ろし、琴里が滔々と愚痴り始める。



「ったく、どーしてくれんの。ルフィを能力者にしてくれちゃって」

「あー、スマンかった」

「しっかもゴムとか。使えなさそうなの」

「おま、どんな能力だって使い方次第だろ!?」

「あんた能力者じゃないじゃん」



お前もな、と言いかけて、また殴られる未来が見えたので口をつぐむ。
よっこいせと倒されていた体を起こし、琴里の隣に座った。



「あいつらとの組手がどんどん面倒になる~~~」



琴里が手で顔を覆い、項垂れる。
そんな琴里の背中を慰めるように撫でた。ら、払われた。
確かに琴里はエースとルフィという超絶やんちゃ盛り男児を抱えている母親だ。
ただでさえ手を焼いているというのに、ルフィが使いこなせない能力を発揮した日には。
たまに遊んでやっているシャンクスでさえ、一日付き合うと夜には疲労感が襲ってくる。
そんな二人と常に一緒にいる琴里は―――。



「恨んでやる、恨んでやるぅぅぅ」

「すまんかったって」

「あたしはルフィをどうやって鍛えてやったらいいんだー!!!」



わぁっ、と弱音を吐く琴里に若干の罪悪感を感じつつも、最終的には愛されている子供らを羨む。
なんだかんだいいつつも、心配しているのは常に子供たちの未来だ。
シャンクスはどうせ自分は慰める手を払われるような存在ですぅーといじけつつ、長話になりそうなので酒とつまみをとってこようと立ち上がろうとすると、がくっと体が傾いた。
なんだなんだとみてみると、琴里が三角座りでいじけつつも、自分のシャツの端をつかんでいた。
たまに素直な態度をとるのが、ずるいと思う。
たったそれだけのことで、殴られるのも怒られるのも悪くないと思えてしまう。



「でもま、お前だったら能力者とのバトル経験もあるから大丈夫なんじゃね?」

「ふざけんな!誰がゴムとのバトル経験があるか!!ないわ!!!!」



シャンクスは照れ隠しに頭をガシガシと掻いてから再び座り直し、今度はさっきより少しだけ琴里に近づく。殴られなかった。
ぽんぽんと肩をたたいてやると、今度は寄りかかってきた。
なんやかんやで、俺もちっとだけは信頼されてんのかね、と気分は悪くない。
子供らの前では吐けない愚痴を自分が聞いて、また子供らのもとへ送り返してやろう。



「ただでさえエースが悪知恵働かすようになって手ぇ焼いてるっていうのにルフィまで…」

「ほんとゴムってなに。伸びるだけじゃん、どう戦えっていうの」

「そもそもパラミシア苦手だっつーのに。だってあいつらわけわかんないじゃん」



それまでは、琴里を独占させてもらおう。
とりあえずは、扉からこっそりのぞいているクルーの存在がばれないことを祈りつつ。
もうしばらく、琴里の愚痴が止まらなければいいなと願いながら。








2017/08/26
リハビリがてら書いているので、マジで文章どう書いたらいいかわかんない。誰視点で書いたらいいの。基本視点がいいんだけど、これどう見たってシャンクス視点。昔の小説読み返したら、自分の文体思い出せるかな。

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