忍者ブログ

KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

あーうー

自転車x、食べ物(チョコ)

だって、雨降っててんもん…。
カッパ持ってないしさ、仕方ないやん…。乗りたかったよ、自転車…。



風神録ex、ミシャグジ様までいけたー!!!
す、諏訪大戦は1機死で乗り切ったぜ!
でも、なぜか洩矢の鉄の輪がうまく乗り切れなくなって1機死。
あれ、とくによけ方変えたわけじゃないんだけどな…?
ミシャグジ様は、一波よけて二波目で即効でピチュンしました。
うーん、まだまだパターン組む必要性がある…かな。
特に赤蛙。

みっきー!!
そんなキモいみっきーが好きよ!
むしろ、今ままでが真面目すぎた(^q^)
サチコサチコ(´д`*)ハァハァ
してるのがみっきーだもん、予算の真面目みっきーはみっきーであってみっきーでない。
…照星先生見て、ちょっとドキッ☆とした。
……かっこいい………。




以下、予算後の小話のかきかけ。
竹谷いじめを実行した結果がこれだよ。
竹谷をいじめるだけいじめたら、満足して途中で止まってしまったという(^q^)

 

「八」

 

なんだ、と振り返った瞬間、ぞわりと背筋を駆けあがる悪寒。
わさわさといろんなところに引っかかり、かゆみを伴って背中全身に広がっていく。

 

「っ!?」

「八左ヱ門のくせに、俺に刃向かっていいと思ってんのか?ん?」

 

あまりの気持ち悪さに瞳を潤ませ、振り返った先には平助がいた。
平助の青筋のたった笑顔を見て、怒気の溢れる言葉を聞いて、忘れていた己の所業を思い出す。
(そうだ、俺、平助に…!)
先だっての予算会議の折、自分の一つ前に予算を申請していた火薬委員委員長である平助に早く退場しろと高慢な口を聞き、それだけでは飽き足らず背中に生物委員で手塩にかけて育てている毛虫ちゃんたちを背中に滑り込ませたのだ。
その時の平助と言ったら、今の自分と同じように気持ち悪さに涙を浮かべ、青褪めながら退場していったではないか。

勢いまかせだった予算会議。
可愛い可愛い虫や爬虫類やその他の生物を腹いっぱい食わせてやり、良い生活をさせてやろうといきり立って下級生を引き連れ臨んだ予算会議。
予算獲得の為に必死になって、熱くなり過ぎて、冷静さを失ってしまっていた。
冷静だったのなら、平助の背中に毛虫をいれるなんて自殺行為絶対に行わなかった。

振り返った先にいる、恐ろしすぎる負の笑顔を浮かべ、背景には煉獄の炎が揺らめいている平助がたまらなく恐ろしい。
平助はさっと八左ヱ門の首に手を伸ばし、そのままぎりぎりと締め上げる。
一瞬にして背中の気持ち悪さなんざ忘れ、酸欠で白目をむきそうになる。

 

「俺さぁ、まだごめんなさい、すみませんでした平助様、って謝罪の言葉聞いてないんだけど?」

 

そうだった、会議の余韻と余熱で平助に行った愚行などすっかり忘れ、もとののんべんだらりとした学園生活を満喫していたのだ。
これもまずかった。
すぐに土下座して額を地面にこすりつけてもちうる限りの謝罪の言葉を述べれば、ここまで事態は深刻化しなかったはずだ。
平助は暴君ではないが、俺様だ。
俺様の言うことは絶対で、不興を買おうものなら遠慮ない制裁がやってくる。
君臨することはないけれど、我儘っぷリが半端ではない我の強すぎる個人は時として君主よりも厄介なことこの上ない。
現にこうして俺様の期限を偉く損ねてしまったがゆえに、背中に得体のしれない気味の悪いものを入れられ、首をぎりりと締め上げられているのだ。
一刻も早く申し開きをして、事態を収束へ向かわせねば。
おそらくは、明日の朝日が拝めまい。

 

「げふっ、へへ、へーすけ…!ぜへっ」

「なんだ?そのまま言ってみろ。聞いてやる」

「ずっ、ずびばぜん…ごほごほっ、でしだぁっ!げほごほげほ」

 

この声にならない謝罪がどうにか平助の耳に入ったようで、首を絞められるのは終わった。
と、いっても急に首を支える圧力がなくなったのでべしゃりと地面と熱い抱擁を交わす羽目になったのだが。
だが、解放されたからと言ってここで安心してはいけない。
まだ平助は不機嫌最高潮だ。
この調子なら土下座した頭を踏みつけられて詰られて言葉攻めを受けて、自分を乏しめ平助をよいしょする言葉を吐いてそれから豆腐を献上しないと許してくれなさそうな雰囲気だ。
ここしばらくの間は平助の機嫌を損ねることなく安穏に過ごしていただけに、此度の平助の不機嫌は恐ろしい。
…首の苦しさ出忘れていたけど、それがなくなると今度は背中がぞわぞわして気持ちが悪い。
できるだけ早く事態を解決するのが最良だ。
すばやく体勢を立て直し、膝を地面につけ肘を折り曲げ頭を下げる。

 

「へ、平助、ほんっとうに、申し訳なかった!!」

「あの毛虫な、生き埋めにしてやろうかと思ったけどそれじゃあ芸がないから火あぶりにしてみた」

「ぎゃー!!愛すべきケムコとケムミとウジャラとモンモンがー!!!この外道!鬼畜!!」

 

げしっ。
足蹴りが飛んできた。
いや、だって、火あぶりとか信じられなくね?、思った事が素直に口に出るのは自分の性分だと思う。仕方ないと思う。
それにしたって、火あぶりはひどい、酷過ぎる。
あの愛くるしい毛虫ちゃんを火あぶりに?これから蛹になり短い時を経て可憐な蝶へ成長し空へ飛び立とうという準備段階だった未来有望将来期待の毛虫ちゃんを火あぶりに?
もはや人間の所業ではないな、と憤る半面、散って行った小さな命に涙腺が緩む。
蹴られた衝撃とあいまって、ついに涙があふれ出した。

 

「い、いくらなんでも、酷過ぎるじゃないか…。毛虫ちゃんに、何の罪があったっていうんだ…!」

「毛虫が死んだのはお前の所為だろ、八左ヱ門。お前が毛虫を俺の背中に入れなければ、惨劇は回避できた」

「お、俺の所為かぁ!?俺の所為で、うっう、おれのせいで…すまん、すまーん!ケムコケムミウジャラモンモン!!」

 

毛虫の為に本気で泣きだした八左ヱ門に向かって、平助は気持ち悪い、と後ずさる。
けれども当の本人はいたってまじめで、心の底から毛虫の死を悼んでいる。

 

「ついでに、さっき背中に入れたのは毛虫を燃やした残りかすだ」

「きゃー!!!!

 








話のオチとしては、背中に入れられたのは髪の毛でした。
タカ丸がいるので、髪の毛の入手には困りません。
くくっちー…、身内では俺様だけど、あーやの前ではヘタレだといい。
くくあや推奨。

拍手

PR

comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

trackback

この記事にトラックバックする:

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]