忍者ブログ

KLM

KLMは始まりのABC、終りのXYZの中間に位置する途中経過という意味です。 でも、理系の管理人なのでK殻L殻M殻という意味もあります。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ひゃっふううううう!!!


お子さま行進曲、完結しました!
よかった、なんとか終わりました(^-^)
これから地味に番外編を量産予定です。
まぁ亀更新となる事が予想されますが(笑)

実は、最終話もう1パターンありました。
とゆか、最初はそっちをあげていたのですがふと思い立って現在に。
いや、大して変わらないです。ただ、テンションとノリでこっちかなぁと。
忘れてなかったらそのうちあげます。



魔女っ子でエース救出編書いたのですが、魔女編でエースに厳しめのお話を書いたりもしてました。
最近ちょっと荒れ気味です。テストが終わったらきっと解放される。

エースに厳しめ注意です。



わたくし、遍く命に平等です。
例えそれが下卑た海賊であっても、蛮行を行う海軍であっても、命の重さは変わりません。
どうして人と人は殺し合うのでしょうね?
争うだけでは飽き足らず、人の命まで借りとってしまうことはないじゃないですか。
人の欲がそうさせていることはわかります。
欲が尽きることなく、無尽蔵に生み出される事も承知しています。
でも、だからって、殺し合うことはないじゃないですか。

人は、殺し合うことなく生きることは可能なのに。

 

「だから、救いませんよ」

 

自ら進んで死ににゆく人々を、どうして救う道理があるのでしょう。
どうせ今生きながらえても、すぐ死にたがる人々です。
生きたくても叶わない人がいるのに、愚か、愚か。
わたくしの尺度と言われてしまえばそれまでなのですけれど、わたくしだって善人ではありません。
捨てられる命を拾って、また捨てられてしまうのならば拾っても仕方ないじゃありませんか。
その命を拾う暇があれば、他の命を救うことだってできるのです。
嗚呼、我が君、世界はまだ、こんなにも愚かです。
ただ傍観しているだけのわたくしに、世界を罵る資格はないのでしょうけれど、それでも。

 

「たった一人、海賊が死んだだけじゃないですか。 法の下に裁かれて当然でしょう?」

 

あはれ、あはれ。
一人を救おうと何人もが倒れ、あげく救えなかったのだから無駄時にもいい所。
下手をすれば三ケタを超えそうな死者数に、悲しくなります。
どうして、殺し合うのですか。
殺されるだけの事をしたのでしょう?父親が誰だって、貴方はそれ以上に罪を重ねたのでしょう?
貴方が大人しく殺されていれば、こんな悲劇は起こらなかったのに。

法が全てだとは言いません。
けれども、人の世を統べるにはルールが必要なのです。
ルールを犯すから、関係のない人々が死ぬようなことになるんです。

仁道とは何でしょう。
優しさでしょうか。
優しさが人を殺す事もあるんですよ。

 

「けれど、人が死ぬのは…誰であろうと悲しいです」

 

今この時、わたくしに出来ることはありません。
どうして、殺し合うのですか。
同じ人なのに、どうしてどうして。

 

「泣かないでよ、姐様」

「泣くことしか、出来ません」

「あいつらが悪いんだ。人を殺した奴を救おうだなんて」

「その根底には、家族愛がありました。ただ、家族を守りたかっただけなのに」

「違う、絆されないで、姐様。あいつらは人殺しだ。人殺しに同情はいらない」

 

刃墨がそっと魔女の肩を抱くと、足元の戦禍を見た。
酷く醜い争いだ。
人が人を殺すなんて、馬鹿げてる。
ただ、刃墨も人を殺した事があるから馬鹿の一員なのだけれど。

 

「行こう、姐様。この世界はもう終わる」

「そうですね。せめて後の世界が平和であらん事を」

 

二人の姿が消えた後、戦争は終結した。

 

 

魔女を悲しませたくないし、戦場の臭いをつけさせたくなかったので、はやく退場願いたかった下僕。
2011/01/30

魔女は好きな人を戦禍で喪っているので、戦争が嫌いです。
さらに、好きな人はみんなの幸せを祈って自ら命を絶ったので、命を粗末にする人が大嫌いです。
だから、人を殺す人は何より嫌いです。
エースは海賊で当然人を殺した事もあるので、殺されて、裁きを受けて当然と思ってます。
罰を受けるべき人間を助けるほど、魔女はお人好しではありません。まぁ、哀れと思う程度にはぬるいですが。結局人が死ぬのが悲しくて泣くんだから、魔女は優しすぎるのです。死を割りきれていないんだと思います。でも、それだと殺された人たちが報われない事もわかってる。堂々巡りなので考えないようにしていますが、そんなのは逃避です。魔女は悲しみと慈しみを知って、不幸になりましたとさ!
下僕は常に魔女を気遣います。魔女がいつも悲しがっているので、世界を憎み気味です。

なんていいますか、本当に、海賊が正義みたいな流れがちょっと気にくわないのです。

拍手

PR

comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

trackback

この記事にトラックバックする:

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]